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実録:一口馬主メイクデビューの日

2022年2月6日、日曜日。
出資馬リリーズメモリーが新馬戦でデビューを果たしました。
と同時に、私も一口馬主としてのデビューを果たしました。

今後、出資馬が続々デビューしていくはずですが、その記念すべき最初の日です。何もかもが初めての体験。なので、前日からの様子を記録として残しておくことにします。

出走決定まで

リリーズメモリーの次走予定が「1回東京開催」となってから、いつデビューするのかとやきもきする日々が続きました。とりあえずデビュー戦は絶対に現地観戦したいので、指定席はとりあえず確保しておく必要があります。持っててよかったJRAカード。

そしてついに1月29日の東京の新馬戦で出走想定に入ります。…が、フルゲート16頭に対して登録は38頭。なんと除外が22頭も出る大抽選会となり、リリーズメモリーは抽選ハズレ。
その翌週の新馬戦、優先権を持っているとはいえフルゲートを上回る登録となりましたが、無事当選。リリーズメモリーのデビューが決定しました。

これにより、出走取消にならなければ、私自身の一口馬主としてのデビュー戦も確定しました。

レース前日

前日である2月5日の11時頃に馬番が発表されました。リリーズメモリーは3枠5番です。外すぎず内すぎず、非常に良い枠に入ることができました。

普段は買わない競馬新聞も久々に買ってみました。いつもは◎やら○やらの印はあまり気にしないんですが、今回ばかりは気にします。果たしてプロの目から見たリリーズメモリーの評価は…

無印。見事に全員が無印です。とは言えこれは予想通り。正直私もそんなにトラックマン諸氏にチェックしてもらえる状態ではないよなぁと思っているので、全く問題ありません。

その後、始めて出資馬の馬券を買いました。実績解除です。

もちろん当日にも買うんですが、もし当たったら「的中」が押されるわけで、その画像が欲しいので勝っておきます。複勝も買いました。

そうして諸々の準備を終え、遠足前日のような気分で眠りにつきました。

当日の朝

いつもより少し早く府中駅に到着。なぜかと言うと、東京競馬場の近くにある大國魂神社で、出資馬たちの無事を祈願するためです。
お賽銭を入れて二礼二拍手一礼。出資馬たちの無事をお祈りしたあと、絵馬を購入。無事に、元気で、というのが一番の願いです。

東京競馬場入場

祈願が終わったらそのまま東京競馬場へ。馬券の発売時刻になったら即応援馬券の購入です。

1枚200円で推しのグッズが何枚でも買えるというのは素晴らしいと思います。馬券ホルダー用、ファイル保存用、財布に入れておく用など、とりあえず5枚買いました。

パドック

リリーズメモリーが出走する新馬戦は6R。それまでに昼食を終え、5Rのパドックから最前列を確保し、そのまま待ちます。馬券購入締め切りの音に続いて5R発走のファンファーレが鳴り響いたのと同時に、6R出走の各場がパドックにやってきました。入場口から続々と馬がやってきて……

!!!!

リリーズメモリーちゃん!!はじめまして!!!

私、生まれて初めて生で出資馬を見ました。まるで自分の子供に初めて見た親の気分です。テンション爆上がり。他の馬には目もくれず写真を撮りまくります。

かわいい!!かわいすぎる!!!

一口出資しているというだけで他の馬と違って見えるのが不思議なところです。パドックにいる間ずっと写真撮ってました。

牝馬にしては大きな馬体というのは近況や写真を見ていて知っていたのですが、パドックで他の馬と比較すると明らかに大きい。これが太目なのかどうかはわかりませんが、「立派な馬体」と解釈してポジティブに捉えることにします。

本馬場入場〜返し馬〜輪乗り〜ゲート入り

そしていよいよ本馬場。出場する16頭が誘導馬に導かれて入場してきます。新馬戦の入場曲 "The Rising Sun" に乗せて、場内実況の佐藤泉アナによる各場の紹介が始まり…

『5番、リリーズメモリー。マツリダゴッホ産駒。馬体重508kg。鞍上横山琉人、51kg』

名前呼ばれた!名前呼ばれた!!
ちゃんと横山琉人くんを背中に載せてる!!えらい!!かわいい!!!

声を出せないものですからもう脳内で叫びまくりです。
その後は返し馬から待機所へ。ターフビジョンに映るたびに食い入るように見入ります。もうハラハラドキドキです。

レース

そしてレース開始時刻。スターターが旗を振り、ファンファーレが鳴ります。いよいよです。
奇数番なのでゲートインは先になりますが…すんなり入った!えらい!!
もうなんでも褒めまくります。

そしてゲートが開いた!めっちゃいいスタート!えらい!!!いいスタートを決めたから実況にも名前を読んでもらえてる!!
その後少しポジションを下げますが、しっかり集団のペースについていけていってる!バックストレートから3コーナーへ!やや後方だけどまだ戦えてる!!

そして4コーナーを回って直線!集団がやって来る!リリーズメモリーは!?赤い帽子は!?5番ゼッケンはどこに!?……あれ?……どこ……??

結果は…

16着。16頭中の16着。つまり最下位。
しかも先頭から6秒9差ということで、タイムオーバーです。
(※芝1600m新馬戦で5秒以上離されると、1ヶ月間出走できなくなります)

無事に完走してくれるだけで万々歳…とは思ってましたが、ここまでだと正直ショックではあります。せめて集団にくっついてゴールして欲しかった…。

帰宅後にレース映像とパトロールビデオを見ましたが、4コーナーを過ぎたあたりからあきらかにペースダウンしています。上り坂がやはりキツかったのか…調教時からコメントされていたパワー不足が露呈した感じです。

レース後

レース後に公開されたジョッキーと調教師のコメントです。

「いい競馬をさせられずに申し訳ありませんでした。ジョッキーは、『スタートはセンス良くポンと出てくれて、多少他の馬を気にするところはあったものの、道中はリズム良く運べていましたが、4コーナーを回ったあたりから上に上に抜けるような走りになってしまい、前に推進しなくなってしまいました』と話していました。体力不足というのはあると思いますし、大型馬でまだバサバサと走っているので、結果的に芝のスピード勝負に対応するのは厳しかったです。スタートセンスは良いので、現状ではダートの一息で行けるような距離を使っていくのが良いような気がします。やる気はあるのですが、気持ちがまだ持続しませんし、いかにも叩き良化型といった感じ。調教の内容も徐々に良くなってきていて、こんな内容で終わる馬ではないと思うので、しっかり立て直していきます」(小手川準調教師)

レース後のコメント

スタートが抜群だったのは見ていてわかりましたし、途中までは問題なさそうでしたが、前に推進しなくなったというのが気にかかります。上り坂が厳しかったのか、他になにか原因があるのか…
私はド素人なので推測することしかできませんが、正直まだまだ力不足だったと思わざるを得ません。

次走に期待!

しかし、もちろんこれで終わりではありません。次があります。
ダート替わりだって可能性十分ですし、距離短縮も効きそう。
何より、小手川先生の「こんな内容で終わる馬ではない」というコメントを信じたいと思います。

頑張れ!リリーズメモリー!!


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