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幻滅しかけていた推しの香水を注文して、信念を貫く決意をした

こんにちは。私はマイナージャンルでの二次創作を中心に活動している腐女子です。

Celesさんの「推しのイメージの香水を選んでくれる」というサービスが話題になっていたので、利用させて貰いました。

私は20年近く推しているB(仮名)でオーダーさせていただきました。

でも…実はこの時、Bに対する思いが離れかけていました。

Bとは、ある青年漫画に出てくる中ボスポジションの敵キャラです。

年齢は20台後半。pixiv百科事典では、以下のように紹介されています。

作中で珍しい美男子、頭脳明晰、スマートな物腰に反して多少のことでは動じないタイプ、本性は冷酷で狡猾。

そしてカップリングのお相手は、Bの腹心の部下であるA。

見た目は普通なのに凶暴性を孕んだ忠実な番犬×
華麗な外見と裏腹に死物狂いの苦労をして成り上がってきたボス

という主従関係で、闇深い系のエロエロな妄想が無限に湧いてくる…そんなカップリングです。

Bは敵キャラなので、主人公に敗北してからは、原作に登場してきませんでした。しかし何と、1年半前にBが主人公のスピンオフが始まったのです。

Bが若い頃のお話なのですが、衝撃なことに、AとBは18歳から同居していることが判明したのです。

A×B推しは発狂し、新規のAB推しの作家さんがどんどん増えていき、興奮しすぎて毎日死にそうになる日々が始まりました。

しかし、Bに親近感を持たせる為でしょうか。

スピンオフではBが非モテという設定が出てくるように…。一生素人童貞もありえるくらい…。

あの美しくセクシーでスマートで悪人なBが、非モテだなんて…。

ショックでした。Bは男女問わずにモテモテで、学生時代から遊びまくっているイメージだったので、実は非モテという現実に、私は幻滅してしまったのです。

A×Bの二次創作しようとしても、全く筆が乗らなくなってしまいました。

気を紛らわすために他ジャンルを履修してみたりしましたが、やはり心の中はBが一番だったのでしょうか。推し香水のことを知った時、迷わずBでオーダーしたのです。

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届いたのはこちら。香水のカードに染み込ませている香りを嗅いでみると…。

大人っぽくて、華やかな甘さがある中に、スパイシーさのある素敵な香りで…。

Bだ…。

これはBの香りだ…。

思わず、涙が出てきました。

香水の紹介を拝読すると「野心家」をイメージした香水だそうで。

「ピンクペッパーとサフランに包まれたローズから始まり、ミドルにラブダナム、ベチバーの微妙なブレンドを経て、濃厚なウードが奥深くから香り立つオリエンタルスパイシー」とのこと。

香水の説明は半分くらいしかわかりませんでしたが、何となくBのイメージに合致していると思います。

凄く嬉しかったです。

Bはめちゃくちゃイイ男ということを、わかってくれてありがとう…!セレスさん、ありがとう…!と、感謝の念が止まりませんでした。

Bへの心が離れかけていた時、私は巨大ジャンルを履修していました。そこでは、とにかく何でもありました。作家さんは各々の愛を、誰の目も気にせずに伸び伸びと表現されていました。

そこから私は、二次創作は、自由に書いて多様に存在して良い、ということを学びました。

私は……Bはモテ道を歩んできて、Aと出会い、最初は愛とか無く始まった関係だけど、Aを絶対的に信頼するようになって、本当の愛に目覚めて、結婚はしないけど死ぬまで一緒にいる、という妄想があります。

Bが非モテであると、私の妄想は崩れてしまいます。

だから、非モテ設定をスルーする所から妄想を始めることを、決意しました。

そうしたら急にABで創作意欲が湧いてきて、2ヶ月後のオンラインイベント用のストーリーが浮かんできました!原稿、頑張るぞ♪

セレスさん、Bが洗練された美しい野心家であることを香水でわからせてくれて、ありがとうございました…!






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