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English Village in HIMEJI!! 高校生と一緒に巡る姫路城&和菓子作り体験!

【日時】令和6年8月8日(木)9:00~16:00
【場所】EGRET HIMEJI & 姫路城

【参加者】高校生14名+留学生(大学生)11名
 計25名(留学生:7校8カ国11名、日本人高校生:13校14名)
 一般:3名(KICC職員1、姫路市職員2)
 主催者:姫路市文化国際交流財団3名
 共催者:コンソ事務局3名

 訪日外国人に人気の名所でもある姫路城。
この日は姫路市内の高校に通う14人の高校生によるガイド&地元のボランティア通訳ガイドの方々による手厚い案内で、姫路城をゆっくり見学しました。
兵庫県内の各大学から集まった留学生たちは、姫路までの電車内でも和気あいあいと交流をたのしみ、姫路城そばにある建物「イーグレ姫路」に集合後は高校生と合流、グループに分かれて行動をともにしました。

高校生による解説

この日のために、高校生たちは2回の学習会に加え、地元のベテラン通訳ガイド(普段からボランティアで外国人に姫路城を案内しておられます)から、城の解説および見どころ、「こちらをごらんください」+ハンドサインのタイミング、出す場所、靴を脱ぐところなどを教わり、びっしりと書き込まれたノートをもとに、交代でガイドをしてくれました。

この日のために、何日も前に姫路城に来て実践。直さなければいけないところを皆でチェックし、ノートを全部直したそう。「やり直したあとの実践は今回が初めてなので、うまくいくかな」と皆で頭を寄せ合いながら、テンポよく城の最上階まで、留学生を連れて行きました。
ボランティアガイドの方も各グループに1名ずつついて下さり、高校生が英語に困ったときはサッと助け舟。また、自信のない高校生には「Try it!!」と優しく背中を押し、絶妙なサポートに徹してくださいました。

「要塞」と形容されながらも一度も攻め入られることのなかった姫路城。
内部には防衛策が張り巡らされ、爆薬をひっかけるおびただしい数の竹のフックが壁を覆っていました。緊急時には爆薬を引っ張って取って戦えるよう、簡単に折れるようになっているよ。という解説に、留学生も感心。

城の中は観光客で賑やかで、留学生からは質問も飛び交い、「ここは隠れ場所ですか?」「ここは、武器庫だよ」等、ボランティアガイドの方は本当に何でも知っている!姫路城マスターでした。
最後に城から出て集合した際には、「もっとこうすればよかった」という高校生の声や、「やってみることが一番大事!高校生頑張った!」というボランティアガイドの皆さんの温かいお言葉。留学生も手厚く迎えられたことを感じることができました。

皆でお昼を食べた後は、2グループに分かれて和菓子作りを体験しました。
地元の和菓子店「永福堂」より和菓子職人の方にお越し頂き、一人ずつ用意された餡を加工して、桜やもみじのお菓子を作りました。餡をちぎって、丸めて、包んで、線やくぼみを作って・・・思い思いのお菓子ができました。
職人の手にかかるとあっという間に美しい形ができるのに、自分でやると、難しい・・・貴重な体験ができました。

お菓子作りの次は、留学生によるプレゼンテーションと、高校生とのトークタイム。留学生が1名ずつ自分の国について写真を見せながら紹介した後でそれぞれが高校生と会話しました。留学生は自分の国の食べ物やお祭りなどを紹介し、話し出すとあれこれも・・・・。高校生も緊張がほぐれたようで、最後は活発な会話が聞かれました。最後の感想発表では、高校生からは「留学生とちゃんと話せるか不安だったけど、みんな優しかった!」など。留学生からは、案内してくれてありがとう、本当に楽しみました、というメッセージがありました。「僕は観光よりも高校生とコミュニケーションのほうをずっと楽しみにしてた!」という留学生もいました。

酷暑の中、歩く距離が長く全員が体力勝負でしたが、けが人・病人もなく、全員が楽しむことができました。事前準備を入念にしてくださった高校生・ボランティアガイドの皆様・姫路市文化国際交流財団の皆様、またプログラム全体を通して、協力的な姿勢で楽しんでくれた留学生に、感謝申し上げます。