［試訳］ BMPT （ビュレン, モセット, パルマンティエ, トローニ） による 「表明運動 1」 のための招待状とビラ, 1966

Invitation letter dated December 26, 1966 to the first 'Manifestation' by BMPT (Daniel Buren, Olivier Mosset, Michel Parmentier, Niele Toroni) at the City of Paris Museum of Modern Art, January 3, 1967 + leaflet sent with it and distributed during the opening


パリ、1966年12月26日

紳士の皆さま、

1967年1月3日、何らかの物事が生起する時が初めてやってきます。

パリのプレジダン・ウィルソン通りの11番地における今回の機会は、各地で連続的に開催していく表明運動［manifestation］の初回となりますが、そこで私たちは、私たちの活動の痕跡を提示すると同時に、5時間の公開制作を通じて、それらを発生させる行程を特別にお見せいたします。

この事実があなたの関心に合致するなら、私たちは、これから数ヶ月の間に、表明運動の場のいずれかにあなたを目撃者としてお迎えしたいと願っております。関連する情報を今後も送らせていただけたら幸いです。

私たちの特別な思いを、紳士の皆様、確かにお受け取りください。


ビュレン – モセット – パルマンティエ – トローニ。

追伸 – 初回の表明運動に際して配布されるビラを同封いたしました。

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絵画を描くことはひとつの競戯であるからして。
絵画を描くことは色彩を調和あるいは離調させることであるからして。
絵画を描くことは（意識的あるいは無意識的に）構成の規則を適用することであるからして。
絵画を描くことは身振りを強調することであるからして。
絵画を描くことは外界を再提示すること（あるいはそれらを解釈すること、もしくはそれらを私物化すること、あるいはそれらと勝負すること、もしくはそれらを提示すること）であるからして。
絵画を描くことは想像のためのトランポリンを用意することであるからして。
絵画を描くことは内的な自己を図解するものであるからして。
絵画を描くことはひとつの正当化であるからして。
絵画を描くことは何かに奉仕するのであるからして。
絵画を描くことは唯美主義、花、女性、官能主義、日常の環境、芸術、ダダ、精神分析、ヴェトナム戦争に応じて絵画を描くことであるからして。

私たちは画家ではない。

このことを1967年1月3日にプレジダン・ウィルソン通り11番地で注視せよ。

パリ、1967年1月1日。
ビュレン、モセット、パルマンティエ、トローニ。

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原文：招待状／ビラ
和訳：奥村雄樹
図版：こちらのリンクより