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囚人のジレンマ -2024.05.18-

知らなかった
いや、これ、教えて欲しかったなぁ
いよ、これ、小中学校の中で教えて欲しいなぁ
おっと、もう、教えているのかな

ー囚人のジレンマ(ゲーム理論)
ゲーム理論とは、自然界や社会の中など、複数の関係者がいるところで、それぞれが行うべきベストな意思決定のあり方を、数学的なモデルを用いて研究する学問です。囚人のジレンマでは、まず次のような状況を想定します。共謀して犯罪を行ったと思われる2人の囚人がいます。彼らを自白させるために、検事はその2人を別々の部屋に隔離してお互いにコミュニケーションが取れないようにしてから、こんな取引を持ち掛けます。

「もし、あなただけが罪を認めたら、あなたはすぐに釈放しよう。もう1人が黙秘していたら、そいつは懲役10年になる。しかし、2人とも罪を認めたら、2人とも懲役5年。一方、2人とも黙秘したらそれぞれ懲役2年だ」
このとき、2人の囚人はそれぞれ黙秘すべきか、それとも自白すべきかという問題です。

 2人がお互いを完全に信頼できるとわかっていれば、答えは簡単です。相手を信じて黙秘すれば、2人とも2年の刑で済みます。しかし本当に仲間は信頼できるのだろうか、検事になだめすかされて口を割るのではないか、という恐怖心が頭をもたげてきたらどうでしょうか。自分が黙秘しても、相手が自白すれば、相手は無罪放免で自分は10年の刑です。これがもし1回限りの取引だとすれば、「2人とも自白して、2人とも5年の刑」が最悪のリスクを回避した選択となります。

 ちなみに、この状況では、黙秘イコール協調、自白イコール裏切りと言い換えることができます。つまりこの状況では、2人にとって裏切りが現実的な解だということになります。

 はて。少しおかしいと思いませんか?

 現実の社会ではこのような1回限りの取引というのは稀です。たいていの仕事の取引は長期的に継続することを目指しています・・・。

そう、ここで大事なのは、これは継続されるというところなんです。
取引=話し合い(会議)が継続的に行われていくことが大事だと・・・。
そして、このジレンマに対してどのように解決していくか、どうすればよりいいのか、自分が利益(有利)を得られるのか、14種類の戦略が集まり、どの戦略が最も利益が得られるか検証したそうです。詳しくは引用したビジネスジャーナルをご覧下さい。

世界を見ていると、いつまでも終わらない戦争や侵略に、「どうして?」と思い、不安になっていました。両者の話し合いが持たれるとか、持たれないとか、首相が訪問するとか、来てもらうとか。一体全体何をしているのかと、正直思っていました。

しかし、そうなのか・・・
これが大事なのかと

そうであれば、小学校の学級会を行う前に、子ども達に話し合うことがどうして大事なのかを教えたらいいのに、と思いました。
相手が拒否しても、その回の話し合いはうまくいかなくても、また次回話し合う。そして、両者に利益があるようにしていく。

まぁ、もちろんご存じの方には、「いまさら」かもしれませんが、
わたしは、結構、腑に落ちました。

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