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洗たくものが減った春

寒い冬から暖かくなって植物が芽吹き、花が咲き、夏へと移ろう。
春は、子ども達と過ごす時間で、幸せだなぁと思える風景がたくさんある好きな季節です。
近くの河原では、桜を見上げてお弁当を食べたり、幼稚園や学校から帰ってきては桜の下で坂滑りや遊んだり、野花を摘んでお家に飾ったり、押し花にしたり、山へいけば、山菜を摘んで旬の味をいただいたり、豊富な新緑で彩られる山に癒されたり、穏やかな春の海で夏を待ち望んだり。

一方、新生活のスタートで、別れや出会い、希望や不安…
心が忙しい季節でもありますね。
我が家も今年は、3兄妹の長男が、高校進学に伴い家を離れ寮生活がスタートしました。
いつか来る子どもの旅立ちとは分かっていても、15歳での旅立ちは少し早く…
子育てしてきて、いろんな思いを感じできましたが、「子を送りだす」というはじめての気持ちを感じました。
これまでの日常に当たり前にいた息子がいない生活。
正直まだ慣れません。
が、送り出した親の寂しさよりも、不安があっても頑張りで楽しみに変えると覚悟をもって決断した息子を応援していきたいし、私たちも新しい生活に負けじと早く慣れて楽しんでやろうと思ってはいます!

とはいえ、まだちょっと心に穴があいた感じがする日々です…

洗濯物が少なくなって、洗濯1回分早く用事が済むから散歩に出ると、ご近所さんの玄関先も色鮮やか。
氏神さまにお詣りに行ったら、いちはつ(アヤメ科)が咲いていて、端午の節句やなーと思い、そこから五月人形の前で、毎年撮り続けている息子の成長写真(我が家では柱写真と読んでいる)を思い出す。
近くの河原にいくと、風景は新緑に。初々しくて清々しくて、心がスーッとする。
野花がたくさん咲いているのをみて、コロナと付き合い始めの昨年の今頃も、毎朝散歩で日々咲く野花に癒され、人の流れは止まっていても季節は淡々と移ろいでいるんやなぁって気がついたことを思い出す。
帰ってくると、友人から旬の筍のおすそ分けに「今晩どうしていただこうか?」頭いっぱいになりワクワクする。
そうして食した旬の味覚で幸せな気持ちをチャージ。

そんな風に、春の陽の気をいただいてバランスがとれている気がします。

心が忙しくなる季節だから、春が優しい季節なのか?そんな都合ではないだろうけど、洗濯ものが減った春、新生活のスタートは、春で良いんだと、あらためて。
心で感じた次第です。
コロナで休校期間に議論があった、学校の9月始まりのスタートに賛成だった私がいうのもなんなんですけどね。笑
頭で考えたことより、心が感じたことを優先しちゃう私のちっちゃな気づきでした。

次回からは私がこれまで子ども達と過ごしてきた季節の楽しみ方について書いていこうかなと思ってます。気まぐれなので変わるかもしれませんが(笑)
お付き合いいただけましたら幸いです。
(池永)

#このちから
#15才
#洗濯ものが減った春
#新生活のスタート

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