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自分の用意は自分でよろしく

私も高校生の長男が小学生の頃までは、どこへ出かけるのも子ども3人分の用意と自分の用意をしていました。夫は自分のことできる人なのでそれだけでもマシかなぁと当時は思っていました。
ただ、週末になると出かけよか!となる我が家では、その回数が多く、行くと楽しいとわかっていても私の負担は大きいものでした。
でも、母が子どもの用意をしてやるのは当たり前と思っていました。
長男が初めて宿泊学習へ行く際、持ち物が、学校より細かくリストアップされているのにもかかわらず、とりあえずでも用意ができないのをみてこれはあかんなと初めて思いました。
それから、家族でどこかに行くとなると、「自分の用意は自分でして!」宣言をし、各自で用意させるようになりました。
長男だけでなく下の妹達も同じく。
最初は、「着替え何枚、パンツ何枚、靴下何枚なー、水着も入れときやー」と言ったりしながら。
忘れ物することもあったし、着替えが足りないこともありました。
だけど、それも困ったら次は気をつけるようになります。
本当になくて困るものってあんまりありません。
なかったらなかったで考えることも経験です。
そんなことを兄よりも小さい時から繰り返してきた真ん中娘は初めての宿泊学習の時も、母はチェックなしでしたが、本人が心配することもありませんでした。
むしろ、自分なりに適量を知っているし、こんなにも着替えいるかな?とか何でもかんでも持っていきすぎちゃう?とか文句を言うくらいでした。
さらに小さい頃(幼稚園年少さんくらいからかな?)から同じようにやってた末娘なんて、今小3ですが、汚れ物を入れる袋や、薬や絆創膏マスクの予備などもきちんとジップロックや小袋に分けて用意したり、暇な時の時間つぶしグッズなど、TPOによって道具や服装も考えたりするようになりました。
母が丁寧に教えたわけではありません。
経験して考えてやってきたからこそ身についています。
必ずしもこのやり方がいいかはわかりません。
お母さんが丁寧な方だとその背中を見てやるようになるかもしれないし!
でも基本が怠け者で母とはこうあるべきと勝手な理想の母像に自分で自分の首をしめていただけの私には、手放して見たことで成功したことのひとつではあります。
自分の用意、身支度は、自分に還元されることで、自分が快適に過ごすための第一歩だから、失敗も経験していきながらやっていれば、小さな子でも、できるようになってくるもんです。
いかに見て見ぬふりできるかだけな気がします。
おかげで、うちはさぁ出かける!と急になっても、それぞれが自分の用意をするので、出発までのダッシュもなかなかです。
普段必要ない力のようですが、何かあった時子どもの個々の判断に委ねられる信頼は、親としても安心材料になるものですよ。

今では子どもがしっかりしてるので、怠け者な私はうまく子どもに甘えすぎで、1番だらしないという噂です。
最近では末娘の方が家の日用品のストック把握もしています。
「もうすぐバスマジックリンの詰め替え用なくなるから、2つ買っておいてね。」とか言われますし!笑
親がいなくても生きていける子に育てる!という目標はすでに達成できたんちゃう?とか呑気に思う母です。

(池永)

#このちから

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