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無視は子育てのテクニック

「ちょっとー、これ、手伝って〜」と言って、
「はーーーい!」なんて気持ちのいい返事がかえってくる確立の低いこと低いこと!

NO!とはっきりと否定するわけではないが、
「えーーー、なんで〜?」
「えーーー、また、俺?」
「えーーー、今これやってるし、、、」
「はぁぁぁぁぁぁぁ、、、」(深いため息)
と、まぁ、いろんな売り文句を売ってくる。

となると、条件反射で買ってしまうのが母親。
「なんでって、今、なにもやってへんやんか!」
「また俺って、俺以外に頼める人どこにおるん!?」
「これくらいの手伝い、サッと終わらせてくれたらええやんか!」
「もぉぉぉぉぉぉ、ええわ!!!」

と、終いにはこじれて、お互い余計な体力を消耗するという負のスパイラル。軽く頼んだ手伝いでも、毎度毎度こんなことじゃ、たまらない。
もしかして、子どもも、ものを頼まれて文句を言うことが、条件反射になっているのかもしれない。

そこで、私はどこかで聞いた「無視は子育てのテクニック」という言葉を盾に、完ムシ(完全にムシをすること)することにしてみた。
そうすると、一通り文句を言いながら、イヤといいながら、ふてくされながら、最後は手伝いを遂行してくれた。
遂行してくれたら、「ありがとう♡」の言葉。
あれだけ文句を言ってた子どもも、照れくさそうに、どこか誇らしげであったりもする。

親と子の行動は共鳴しているような気がする。
親がイライラすれば、子もイライラするし、親が怒れば、子も怒る。
だから、反対も然り、にならないようにすること。負の共鳴を断ち切ること。それが、「無視」は子育てのテクニックということなんだと思う。

逆に、陽の共鳴はどんどん大きくしていきたいもの。親が笑えば、子も笑う。親が優しい気持ちになれば、子も優しい気持ちになる。
それは親子関係だけに限られたことではないな。
(芹川)

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