見出し画像

帰省した息子成長

夏休み、寮が休業期間の1週間に帰省した15歳の長男。
家を離れ生活する様になった4ヶ月で変わったこと。多々。 
日々のちょっとしたことだけど、親離れし、1人でやってきたからこそある息子の成長。

朝は、起こさないと起きなかったのに、私より先に起きている。朝点呼がある時間に遅れないように6時には目が覚めるようになったらしい。
朝ごはんを食べると、言わなくても食器を流し台に片し、食べ残しや汚れを流して置いてある。
家にいる時は毎日言っててもやらなかったこと。
私が5人分の洗濯を干していると、「すごい量やな、1週間くらいためたらそんな量なるかな?毎日は大変やな。ぼくは毎日洗濯してるけど、3分もあれば干せる量やから。」という。
毎日今まで見てたはずなのに、自分がやるようになったから、わかること。笑
寮生の中には、制服のシャツを洗うのがめんどくさくて、ファブリーズでシュッシュッで済ませて、3日に1回くらいしか洗濯しないやつがいる!とか男子っぽい笑い話も聞いたり。
日々洗濯してるらしい息子の制服一式をクリーニングに出す前にチェックしたけど、それなりにシミなどあるのに、そんな子の制服はどんな状態?と想像するに、ゾッとする。笑

一日中、ただ自分の気分と予定で普通に過ごせることに「あー幸せ!家、最高!」と言えるのは、日々我慢と忍耐の中での生活を送っているからでしょう。笑
息子曰く、「寮生活、嫌かどうかと聞かれたら嫌やけど、日々は作業と思ってこなしてる」と。ちょっとの自由な時間や、部活、学校、友達との時間がすごく楽しいし、面白いからそうあれるようです。 
毎日勉強時間が20時20分から22時20分まであって、その後から就寝の23時までのわずかな自由時間、高校生男子集まると、下ネタ話ありきで、アホなことしてるとかも、健全な男子っぽくってホッとする。
そしてそれを話してくれるのも、意識して性教育してきたからかなと、思ったり。
中学の時は、なるべく親とはそんな話したくないオーラがあったけど、吹っ切れて、大人になった感じもします。
私と隊長は、「健全健全」と聞いてます。
ほかにも、その勉強時間後からのわずかな自由時間の金曜日は、大半の子が金曜ロードショーを観るらしいと聞いた。たいして大きくないテレビに集まるむさ苦しい男子の姿を思い浮かべると、笑える。
その時間だけだから、クライマックスオンリーの映画鑑賞。映画好きの息子には生殺しやーと思うみたいやけど、観るらしい。笑
聞いてると好きな映画も見れないのかと、可哀想と思うけど、それをも、本人は愚痴るのではなく、「何でやねーん!」と流せるようになっていて…
やなことも、自分なりにこなして、面白くネタに変える!が身についているようです。笑
それができたら、割とどこでもやっていけると思う。笑

家でも23時になると、眠いは寝るわ!と。習慣が染みついてます。
(そうでないと、寮に帰った時困るからと)
もう、私がどうこう言うまでに、いろんなこと自分が判断しているから、言うことなんてないんです。

この時代に、インターネットの世界を最小限に制限され、日課を決められ、時間に厳しく、失敗や遅刻したら反省文。
時代錯誤と思う反面、心も身体も成長一途な高校時代に、否応なしに実感のあるリアルな経験を重ねられることは、貴重かもしれない。と今は思います。

自分の安心できる場を離れ、生活することは、あたりまえを見直し、向き合い方も変えた。
子どもが家にいるのが当たり前だった私達もしかり。
4ヶ月前は半信半疑で手を離したというのがホントのところ。
結果は、人それぞれやし、やってみなきゃわからない。
「子どもが、その子らしく親がいなくても、生きていける。 」
ことに尽きる我が家はやってみてよかった。

今は信じて手を離しています。
帰省した息子にそう思えることに、感謝しています。
(池永)
#このちから
#寮生活
#可愛い子には旅をさせろ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?