海外での日本語人材の需要は限られている

前の記事で日本語人材の給与の低さについて述べました。

給与が低いとは言いましたが、それには大きな理由があると考えます。
今回は前回の意見とは反対のようなことを言う記事となりますがお付き合いください。

給与を決める要因は様々なものがありますが、最終的には「需要と供給」で決まります。 

台湾の場合、日本語を学び日本語を話せる人材の数は比較的多いとされています。
実際大学の日本語学科出身というひとには結構出会います。独学で学んだという人も多いです。
この点で供給は多いと言えます。

一方 需要という観点で言うと、日本語が必要なのは日本人を相手にするビジネスもしくは日本に本社がある会社の子会社で働く場合です。
日本経済全体の勢いがない中でこの需要が突然大きくなることもないでしよう。

結論からいうと、このように需要が弱い中では給与をあげることは難しいです。
大きく給与を上げたい場合には、業界を変えたり、職種を変えたり、スキルアップを図って語学以外の能力を身につけるなり、そういうことが必要になってきます。

当たり前のことを述べただけの文章になってしまいましたが、「日本語人材は需要が限られている」ことを念頭に置いた上で、海外で働きたい日本語人材は戦略を立てていかなければいけませんね。

台湾における日本語人材の現状を考えると明るい未来が見えず、台湾以外の他の国で働くとしたら…ということをよく妄想するのですが、他の国の日本語人材の需要状況はどうなのでしょうか。
他の人のnoteを見ながら観察したいと思います。

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