見出し画像

お客様に愛をお届けする。それ以外はいらない

みなさんこんにちは。
ご覧ください。昨日からこしらえていた
バレッタがとうとう完成しました。

お坊様の袈裟のようなきれいな紫色に仕上がったと
思いますがいかがでしょうか?

バレッタ。
男性諸氏にはわからないものだと思います。
これ、髪止めです。

これをご注文くださったお客様は
Facebookの記事を見て気に入ってくださった
お着物のよくお似合いな女性のかた。

実際お話しした事はないんですが
messengerで何度か交流をさせていただいておりました。
このかたの元に今週中に嫁入りします。

☝️☝️昨日から作業に取りかかりました。
ご覧のとおり、スーベルカッターというレザークラフト専用の道具で
線を書き切っていきます。

麻の葉模様は何度か試行錯誤を繰り返した作業。
難易度はたかいものの日本古来の「遊びの幾何学模様」いい感じ
なのでは?と思っています。及第点でしょう。

☝️☝️これもレザークラフトの特殊な染料で染めています。
はじめは布切れで全体に染み込ませていきます。

ちゃんとムラサキの染料を使ったにもかかわらず
染め上げた時には「青」でした・・・。
これはイカン

2回目の染色でこの上から「牡丹」色を塗り重ねました。

結果、お客様からのご要望通り

「お坊様の袈裟のような
濃いムラサキで鮮やかなやつ」

ができたかな、と思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上が完成までの簡単なプロセスです。

ここからちょっといいこと
言わせてください。

そう、#自分にとって大切なこと の
受け狙いです。図々しいやつと思って
見てくださいね(笑)
Panasonicさん、見てますぅ?

僕は自己紹介でもお伝えしていますが
革細工で世界に打って出ます。
これは僕のマストです。

これを達成するには僕に欠けていたことが
あったのに気づきました。
そう、危なかった。
気づいたが吉日。これを以てして
世界制覇を謳います。


それは「愛」です。

愛なんです!

例えばこんな話・・・

①僕の作った革細工でお客様を輝かさせたい

②お客様を輝かせるために僕の作った革細工を使いたい

この①と②。
いっけん同じに思えます。

ですがここが愛の差だと思います。
わかっていただけますよね!

主語がどっち?
自分本位に愛などあるもんか!!

これ、ひょっとしたら独裁者の
考えにつながるのでは!?

お客様あっての技術。
お客様の満足あっての僕のウデ。

控えねばならぬ。
慎まねばならぬ。
でないと高飛車な勘違いやろうに
なってしまう。

謙虚に。でも曲げない。

僕は結局のところイチ職人希望です。
希望するところはブランドではない!



よってこのバレッタ、無料です。
今から自分でお届けして
使っていただきます。


今回、お代はいただきません。
でもいただくもの、ひとつだけ。

愛です。愛。

このお客様、僕が投稿した時に
一番最初にコメントをいただきました。

「素敵ね、わたしの着物に合いそう。」
「ところでおいくら?」

僕は正直に値段のアンサーを出しました。
その後、なんの返答もありません。

考えました。なぜだろう、と
考えました。高かったのかな、と。

そして二日目。
考え抜いて出した答え。

お金は頂かぬ。その代わり愛をいただこう。
愛をいただくからにはこっちも愛情込めて
お届けしよう、と。

バカな僕なので二日もかかってしまいました。

ですがmessengerにすぐ返信が!

「嬉しい!でもホントにいいの?」

「わたし、お坊さんの袈裟の・・・」

こういういきさつです。


僕は工芸品を作っている工芸作家です。
noteを離れると工芸作家です。

決して「製品」の作り手ではない。

工芸には作った人間の
愛が込められています。

だったらなおのこと
愛を食らえ!

そして輝けーーー!

ありがとうございました。

いまからヨメと
ジョギングにいってきます。

急いで書いてしまったので
校正してません。
ご容赦を。

待たせるとツノが生えてくるので・・・。


サポートをお願い致します。 素敵なことに使います。何にって?それはみなさんへのプレゼント! ぼくのnoteをもっと面白くして楽しんでいただく。これがプレゼント。 あとは寄付したいんです。ぼくにみなさんの小指ほどのチカラください。