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note de 小説「時間旅行者レポート」

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小説「時間旅行者レポート」 シリーズすべてをこのマガジンに! 22世紀の未来から1900 年の近代人類の歴史まで。 「時」をお楽しみ下さい。 「時」をじっくりとお楽しみ下さい… もっと読む
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記事一覧

㈱ブランキーイミテーションマーケッツ会社概要  時間旅行者レポート外伝【note de ショート】

うちの社長が愛してやまない90年代ROCK。 1990年代最高の音楽。 インディーズパン…

時間旅行者レポートVol.31 note de 小説

「安静的!(静まれ!)」 なんと、アメリカの特設会場に 22世紀の東洋、いや世界のドンが …

note de 小説「時間旅行者レポート」その1

僕は神経外科医医学生のオリバー。 神経症についての研究論文を作成にあたり 第一次大戦の激…

note de 小説「時間旅行者レポート」その2

世界が湧いた。 その熱狂のなかで いそいそと 研究所は候補者を 探していた。 と、ある夜中…

note de 小説「時間旅行者レポート」その4

衝撃が走った。 F2(フランス国営放送)速報 ついに。ついに人類が「時の壁」を 超える。ミ…

note de 小説「時間旅行者レポート」その5

「お母さん、ハロー。 オリバーです。 そちらはどう?」 「あなた・・・その声。 ホントに坊…

note de 小説「時間旅行者レポート」その6

「Hi. ボクは、オリバー。 ミヒャエル・オリバー と申します。 あ、あの…ですね」 すると甲高い声が ボクの終わりを 待たずに 「あぁ、Herrオリバー! お電話 Danke shÖne お待ち申し上げて おりました。 上役から聞いています。 必ずご連絡を 頂けることも。 そして? 本日のご要件は?」 と告げた。 たじろぐボクをよそに 既に研究所サイドでは 話が進んでいる らしい。 そんな口調での 応対だった。 「そ、そうなんです。 昨日のお約束どお

note de 小説「時間旅行者レポート」その7

いそぎBARを飛び出したボクは 自分の立場というものを 知った。 刃物のように危険なのだ、と…

note de 小説「時間旅行者レポート」その8

ボクは詳しく説明した。 「そう、しってます。 エジソンの1+1理論。 アメリカが生んだ大昔…

note de 小説「時間旅行者レポート」その9

Zeitmeschine 天空にまでそびえたつ 巨大な建造物をボクは ただ見上げていた。 あまりの大き…

note de 小説「時間旅行者レポート」その10

Nu・・・・n Nu・・・・n と静かにしかしけたたましく Zeitmeschineは動いている。 ここ…

note de 小説「時間旅行者レポート」その11

UM 2:30 まもなくボクは現在をはなれ 過去に旅立つ。 そこにハーバー博士が やってきた…

時間旅行者レポートVol.30 note de 小説

遠くの報道席に08が こちらを静観してるのが 見えた。 しばしば時間を気にしているようで 時…

時間旅行者レポートVol.29 note de 小説

「あれはセーヌ川のほとりです。 プロを目指してパリにたくさんの 画家がいました。 その中で唯一の光に見えました。 吸い寄せられるままに その人の絵の前に立ちました。 ボクは絵画に対して何の 造詣もありません。 ですが一目でわかりました。 この絵が この若者が この画家が 歴史になるんだなって いうのが、です」 「ふむ。それで? おそらくその絵は この世に現存していない。 誰も知らない絵だよ。 君は見たんだろう? どんな絵だったのかね?」 「どんなといわ