少年のようにキラキラした目って()
どなたの発言だったか失念してしまったのですが、確か芥川賞受賞作家さんです。
例えば、例えばですよ、「赤いスイートピー」を形容するにあたり、「松田聖子の曲のように」なんて持ってくるのは、芸がないにも程があるのですよ。
松田聖子を引き合いに出すならば
スイートピーといって赤を連想する人は珍しいのではないか
実際私は、スイートピーといえばクリーム色やピンクなどの淡い色しか思い浮かばない。
そこに赤を持ってきた松本隆のセンスに、掻きむしるような劣情を感じるといっては言い過ぎであろうか。
とかね!
作家が魂を削って絞り出している修辞、それを軽々しく手垢のついたありきたいな表現で済ませて欲しくない、と書かれていました。
それを読んで以来、私なりに手垢のついたものの流用は慎もうと気をつけるようになりました。
「少年のようにきらきらした目で」
これは無いわー。
署名記事だから多分新聞記者なんだろうけど、新聞記者というプロの書き手がこーんな手垢がつきまくった表現するって一体どうよ?と思った私を許してください。
きょうび、どんな人がどんな人に対して「きらきらした目」の少年って形容するかなー。
滝詣 連続42日目
今日は諸般の事情によりこの時間まで家を出ることができませんでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?