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排出量見える化サービス、群雄割拠

旧聞で恐縮ですが、先月ビッグサイトで開催されていたスマートエナジーウィークに行ってきまし。毎年参加していましたが、20年と21年はコロナで見送り、3年ぶりでした。

この展示会、「スマートエネルギー」をテーマにした複数の展示会が同居しているものなのですが、年毎に内容や出展企業などが入れ替わるので、ウォッチしているとその時々に何が話題になっているかが分かります。

全量買取が始まったときには太陽光。パネルメーカーやパワコンメーカーばかり。その後、メンテナンスフリーでは無かったことが明らかになると、O&M。想定収益を上げた事業者が現れ出すと、土地売買よろしく、メガソーラーの商談コーナーが活況を呈したりして。

余剰買取開始から10年経過し卒FITが出現し始めた頃は、買取サービスや自家消費用の蓄電池やパワコンなどの商材を扱うメーカーが幅を効かせていましたね。

そして今年は、何と言っても、排出量算定サービスです。

CDPが、プライム市場上場企業全社を質問書の送付対象としたことから俄然需要が高まり、当該企業だけで無く、取引がある企業が否応なしに対応せざるを得なくなったことが原因です。中小企業だからと言って、無関係でいられなくなったから大変。そんな企業を当て込んだサービスを、ベンチャーから大手まで、商社からシンクタンクまで、様々なプレーヤーによるPR合戦が繰り広げられていました。

ですが、ブースを廻って思ったのは、スコープ3対応ができるものは、非常に少ないと言うこと。スコープ1と2が対象で、環境省の排出係数を取り込んだものが大多数でした。エクセルで計算するよりはましかなという程度ではないでしょうか。

そもそも、スコープ3は活動量を収集するところから大仕事です。集まったとしても、必ずしも妥当な係数がある訳ではありません。担当者の負荷といったら並大抵では無いでしょう。

今回参加して、つくづく感じたのは、ハードではなくソフト支援の重要性です。必要なデータの選択や収集の方法、担当される方への十分な説明、適当な係数の作成などなど。アプリケーションに入力する材料を、個別具体的に揃えるお手伝いが必要なのです。

こここそが、私がお役に立てるフィールドではないかと思いました。これまで、Jクレジットなどの排出量取引における、検証業務を実施してきました。2年程前からは、時折、バリューチェーン全体の排出量の算定のお手伝いをしています。これまではお声がかかったときに都度対応していました。

今般は、算定に至らないまでも、ご相談に乗ったりアドバイスしたりということも含めて実施したいと思っています。まず、何をやればいいのかも分からない事業者も多いと思います。そんな皆さんのサポートをさせて下さい。
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