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SBTi参加企業数アップデート

毎月定例のSBTi参加企業数、2024年2月度。
毎週木曜日にアップデートされますので、2024年2月22日現在です。
前回はこちら。

前回もお知らせしましたが、再度お伝えしておきます。
これまでお届けしていたデータで、下記のような誤りがありました。

1.「Net-Zero」の全体数に、「審査中」が含まれていなかった
2.「SBTi短期」の認定率算定の分母として、コミットのみで申請していない企業数も含めていた

ですので、Net-Zeroの参加企業数は「審査中」の企業数分だけ増えますし、SBTi短期の認定率は、分母が「コミットのみ」の企業数だけ減るので、高くなります。

なので前回から、SBTi短期には「審査中」「コミットのみ」を追加しています。また、認定率は正しく計算したものを掲載します。(残念ながら、過去に遡って再計算はできませんので、継続性が担保されませんがすみません)

Net-Zeroについては、「審査中」が公開データから読み取れませんので、「全体(審査中除く)」という表記で、これまで通りとさせて下さい。

なお、「Commitment removed」という注目すべきステータスが加わりましたので、その企業数もご案内していきます。


ということで、通常のアップデート、いってみましょう。

まずは、世界の全体数(2年以内に目標を提出すると約束する「Commitment Letter」をSBTiに提出した数と認定された数の合計)及び認定数です。

ご説明したように、「審査中」「コミットのみ」「Commitment removed」を追加し、Net-Zeroについて「全体(審査中除く)」としています。

「Commitment removed」の数もですが、どんな企業が「removed」されているのかも興味深いですよね。これについては、CDPの回答のように、「開示しない」という選択肢はあるのでしょうか?

でなければ、省エネ法の「クラス分け評価結果」において、問答無用に「Cランク」として社名を開示するようなものですよね。

現在、上記6社で、先月とは変わりがありません。
これからも、ウォッチしていこうと思います。

また、「審査中」は前回からのデータなので何も言えませんが、今後、どのように変化していくか気になるところ。審査待ちの状況が「見える化」されますから。

続いて、SBTi短期の全体数及び認定企業数の変化を見ていきましょう。

増減を見たのがこちら。
(Net-Zeroについては「全体(審査中除く)」に変更しました)

○短期SBT
全体:世界 +406社 日本 +75社
認定数:世界 +314社 日本 +70社
○Net-Zero
全体(審査中除く):世界 +168社 日本 +4社
認定数:世界 +86社 日本 +5社

世界、日本いずれも、前月比で純増、グラフは上放れしてきているところ見ると、改革の効果が確実に現れているように感じます。

なお、日本のNet-Zeroのコミットのみの累積が、先月の65社から64社に減っていました。自主的な撤回も可能なのですね。であれば、ムリだと判断したら、Commitment Removedのレッテルが貼られる前に、白旗を揚げるのが得策でしょう。

最後に、認定率。

審査中のみの企業数が入手できなかったことから、前回よりSBTi短期のみに変更しています。上述のように正しい「分母」を使って計算。先月同様、世界と日本の認定率は、ほぼ同じで傾向は変わっていません。


さて、BVCM推しの私ですが、SBTiも同様のようで、BVCMの設計と実施に関するレポート「Above and Beyond」と企業のBVCM導入加速に関するレポート「Raising the Bar」という、活用をサポートする2つのガイダンスをリリースすると共に、ローンチウェビナーを開催するようです。

とはいえ、「BVCMのため」というよりも、今後2050年が近づくにつれ調達が困難になると予想されるため「予め手当しておく」という目的で、クレジットを購入している企業が多いという肌感覚があります。

推進派の思惑通り、BVCMが浸透していくのか。それとも、自社の実利目的で行動するのか。旗振りをしながら、見守っていきたいと思います。


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