入院。

陽性がわかった次の日。
前の日の夜にもう明日入院ですから、と保健所から連絡を受けてほぼ15年ぶりの入院。
一応入る予定の病院に電話して必要なものを聞き、今あるもので準備しましたが、本当に足りるのかな?
10時ごろに保健所から入電。今日の病院への送迎で担当者から改めて電話があります、とのこと。
あ、この調子だと昼一ではないねんな…

昼前、保健所の車担当さんから入電。15時に迎えに行くとのこと。車が家の前に着いたらまた電話しますので、それから荷物持って出てきてください。と言われました。
買い物に行きたいけれど、もう外出禁止になっているので買い足し出来ないのが辛い…

14:40、車担当の方から入電。この人が車の運転手さんでした。車が止まっている場所を聞き、どのような格好をしているか聞かれる。行ってみたらなんとビックリ救急車でした。聞けば一人一人病院に送っているそうで、私は勝手にその日陽性になった人をバスみたいな車に押し込んで「回収」して回ってると思い込んでました…運転席と後部は隔離されていて、後部には看護師さんが1人おられて、とりあえず出発する前に看護師さんから書類の確認や今回の費用についての説明を受けました。
一応今回の入院は行政による隔離なので公費で賄われるのですが、高額納税者はこの限りでなく、納税額に応じての支払いになるんだそう。その為に税務署に問い合わせをします、という書類と、強制入院なので不服が有れば申立ができるという説明書類がありましたな…あと一つあったけどこの二つがインパクト強すぎて覚えてない…
これらにサインしてから出発となり、座席に座ったまま救急車で病院まで「搬送」されました。今まで何回か救急車に乗った事はあるのですが、外の景色を見ながら乗る(運転席の景色が後部からでも見えるようになってました)のは新鮮というか、なんか居心地が悪かったです

大阪市南部の病院に着いて、すぐガラガラと入院になるかと思いきや、受け入れ態勢が整うまではドアが開けられないとのことで、しばらく救急車内で待機となりました。この時に車内の看護師さんと少しだけ話をしたけど、熱発患者を私の住んでいる地域では診てもらえなかったという話をしたら、ものすごく驚いていたので、保健所も街の状況を分かってないのかもしれません…

受け入れ態勢が出来たとのことで、病院内に入ってみれば、入口がない。
私が入ったところは救急入口の鉄の扉からだったのですが、いわゆる正面入口みたいな扉が何処にもない。
よく見ると、通路らしきところがボードで完全に塞がれていました。
入っていきなりCTを撮られ、手首にタグをつけ、身長体重を測って看護師さんに連れられてエレベーターに乗ると、階数のボタンの横に「レッドゾーン」「グリーンゾーン」の文字が。
ああ、隔離病院ってこういう事なのかぁ…

これが後々辛くなってきます。



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