ネットバンキングの合言葉リセット(迷惑な事例)

 東京スター銀行の残高を確認しようとしたのです。そしたら、いつもの環境(要は端末のこと)ではないから、合言葉を入力せよと。入力したら、「違う!」って。絶対間違ってない自信はありました。でもあえなくロック
 そういえば、合言葉をどうにかするとか何とか、メールが来ていたなぁ。見てみたら、セキュリティ強化のため〇月〇日をもってリセットする何と乱暴な!

 合言葉の再設定には、まず電話をしろと。そうしたら、登録してある電話番号に折り返し電話をかけて、本人確認させてもらう。変更はそれから。とメールには書いてありました。
 「登録してある電話番号」に電話して、どういうやり取りをして、本人確認をするのでしょうか。相手が見えないというのに。口座番号、生年月日、住所など言わせて確認するのでしょうか?そんなん、本人でなくても言えますよ。
 でも、(おそらく)事務量がかさんでしまったのでしょう再設定までお待たせしてしていることについてのお詫びがHPに記載されておりました。そりゃそうでしょうよ、勝手に合言葉が無効になるなんて、誰も想定してませんから。入れない・入れないと慌ててしまった人数多だったはず。

 ということで、ウェブでも受け付けるようになっておりました。ウェブで申し込んだ場合、本人確認資料のコピー画像を送ることになっているので、電話よりまだましなのは確か。

 ところで、自分のお金をどうにかするのに、待たねばならないっていかがなもんでしょう。急いでお金が必要だった場合、ものすごく困ったことでしょう。相手側がこういう重大な事態みまわれること、想像できなかったのでしょうか。メール見ない方が悪いんだ。放っとけだったのでしょうか。

 そもそも問答無用で合言葉をリセットするのが乱暴なんですよ。せめて〇月〇日以降の最初のアクセス時点で変更を求めるべきでしょう。それに、合言葉を強制変更したところで、同じ合言葉方式を使うのだったら、結局セキュリティ(の根本的な)強化になってないでしょう。


 さらにいえば、普段使う環境以外からのアクセスした場合、合言葉入力を求めるらしいのですが、いつでも、どこからでも使えるのがネットバンキングの良いところなのではないでしょうか。確かに、何者かが情報を盗み出して、彼らのアジトからのアクセスを防御する段には有効かもしれません。でも、携帯の基地局違いやら、出先からのPCアクセスにおけるIPアドレス違いでも、違う環境と認識された経験もあります。きちんとハードウエアと紐づけて識別してくれないと面倒なだけなんですよ。

 とまあ、突っ込みたいところたくさん。自分のお金を扱うに、面倒な思いをさせられるなんてありえません。残念ながら、東京スター銀行にもうお金を置くのはやめとこ、ってなりますよね。

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