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【製作中】フジミ 1/24 VW GOLF GTI (mk2) その4 あるいは水性塗料のススメ

フジミさんの VW GOLF GTI mk2 の製作、続きです。

研ぎ出しが終わったので、各部塗り分けをしていきます。サイドモールとバンパーは別部品なので、主に窓枠とフェンダー、サイドリップとなります。

窓枠は艶消しの黒、フェンダーはセミグロスの黒にほんのわずか白を加えたすごく黒寄りのグレーにしています。赤のアクセントラインのあるバンパーとサイドモールはセミグロスブラックにしてあるので、その部分の違いを作ることでプラ部品の別素材感を出せないかと思ったためです。

GTI レッドライン入りのパーツ

そして、この塗り分けで使用する塗料はクレオスの水性ホビーカラーを使います。

車の模型の難所といえば、やはりこういった塗り分け。細かいマスキングが求められる上に、ボディ塗装を完成させてから行うので失敗すると目も当てられないことになる、モデラー泣かせの工程です。

が、水性ホビーカラーを使うことで、失敗の恐怖に怯えることなく作業を進めることができます。なぜなら、

・水性ホビーカラーはその下のラッカー塗装の層を全く犯さない。
・マジックリンで簡単に落ちる。

この2点が重要です。はみ出たところを部分的に落とすことはもちろん、その気になったらバスクリン風呂にいれても、後から水性ホビーカラーで塗った部分だけが落ちるので、塗り分けたところ全部やり直しということも気軽にできます。

ラッカーで塗り分けた場合、角丸部分のマスキングが多いと厄介ですが、ある程度直線的にざっくりマスキングするだけでも、はみ出した部分を後で綿棒を使ってマジックリンで落としてあげれば綺麗な角丸塗装の出来上がりです。これは手間も心理的なプレッシャーも大いに軽減されます。

逆に欠点としては、

・剥がれやすい。

という点が挙げられます。特にに研ぎ出しをしたようなツルツルの面の上から塗った場合、そこにマスキングテープを貼ったりする場合は剥がすときには要注意です。大きくベリッと取れるわけではありませんが、ポツンとハリの穴のように小さな穴ができてしまう場合があります。広い面積を塗り重ねる場合はあえて紙ヤスリ等で表面を荒らしてあげるのもいいかもしれません。

とはいえ、カーモデルで鬼門の窓ガラスのクリアパーツの黒枠塗装も、水性ホビーカラーなら失敗を恐れずにトライできるので本当にオススメです。

そんなわけで、そこそこはみ出させつつエアブラシで塗装後、はみ出し部分を落としたものがこちら。

フェンダー、窓枠の塗り分け

勢い余ってちょっと拭き取り過ぎてしまった部分もありますが、これはここだけちょびっとマスキングしてやるか、筆塗りで修正しても大丈夫かと思います。それでまたはみ出したらまた落とすだけ、気軽です!

拭き取り過ぎの失敗

そんなわけで、いよいよあとは最後の組み立てが秒読みという段階になりました。楽しみです!

では、また。

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