就活格言:受け身の就活に勝ちはなし

就活は学生から社会人になる関門であり、このプロセスを経験することで社会での生き方を学びます。
学生の間は勉強をするということ以外は主体的な行動をしなくても、学校、塾、家族などが先回りしてサポートしてくれました。社会人になると、自分から助けを求めないとサポートしてくれる人は基本いません。会社の上司、先輩、同僚へ自分から必要に応じて発信する必要があります。

受験を例にとってみましょう。大学は日本全国に約800校あり、地域や学部、偏差値などの項目毎に調べることで容易に難易度、受験日、テスト種目、募集人数などが分かります。大学は高校への情報提供を積極的に行い、高校も進路相談などを親を交えて実施し、生徒の支援を行います。

一方の就活ですが、日本に企業は約420万社あり、ペーパーカンパニー等を除いても約180万社、上場企業だけでも1万社程度あります。就活四季報などの書籍はありますが、募集期間など選考プロセスを開示されない会社が多く、また採用人数、倍率も非開示の会社が一般的です。就活サイト、企業説明会、OBOGなど複数のソースから必要な情報を得る必要があります。

ネットで簡単に情報を入手できる時代に育っている現在の大学生にとり、情報収集に時間や手間がかかる作業を好まない傾向があり、またやりたい仕事、志望する業界、企業がわからないためどこから手を付けてよいかわからず、そのままにしているケースが散見されます。

就活はインターン制度の普及から選考プロセス、時期が更に分かりにくくなりました。一つ言えることは、3年生から始めればよいという明確なスタート時期が無くなり、早期に開始することのメリットが多く語られるようになりました。

周りから”そろそろ就活を始めれば”、と言われてから開始するのではなく、大学2年生時よりインターンへの参加、業界企業研究の開始を「主体的に」始められることをお勧めします。

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