就活格言:”そのブラック企業”は本当にブラック?

就活生は企業研究をしている時に、ブラック企業らしいよ、調べて見たらブラック企業だった、よくと言いますが、その企業は本当にブラック企業なんでしょうか?

ブラック企業の定義はなく、一般的に
・極端な長時間労働
・給与、残業代の不払い、
・パワーハラスメントが横行する
・達成困難なノルマを課す
などが特徴とされています。

業界/職種としては、
・労働集約的な産業である、飲食業、宿泊業、流通など
・大手の広告、旅行、出版、PR職、ウエディングプランナー職など、就職希望者が多く、採用に困らない業種
に多いといわれています。

残業代の不払い、ハラスメント行為など違法行為は問題外ですか、労働時間が長い、従業員にプレッシャーをかける、高いノルマがある事に対して
ブラック企業だ!と従業員が言うこともよくあることと思います。長時間働くことで能力が身につくこともありますし、プレッシャーのある状況で働くことで高いスキルが身につくこともあり、結果として労働者としてのスキルが上がり長い目で見れば給料が上がるということもあります。

これに対して、ホワイト企業と呼ばれる業界は年功序列の昇進体系であり自分が結果を残しても報酬という形で返ってこないためやりがいを感じないということもあります。

新聞、雑誌など編集や記者の仕事は長時間労働であってもブラックと言われることはとても少ない状況です。なぜでしょうか。  
一番の理由はこれらの仕事はそもそも長時間労働を強いられるということが一般的に知られており、それでもその仕事に就きたいと思う人が就職してるからです。

反対に入社する前に長時間労働であったり、高いノルマがあるということを理解していない場合にブラック企業だ!と言うケースが大半ではと思っています。

まとめると、ブラック企業対策で大事なことは①自分の価値観に合った企業であるか、ということと、②入社する企業の勤務実態がどのような状態なのかを入社する前に確認することが重要です。

入社前にその企業のことを良く調べずに入社し、入社後に後悔するケースはなかなか内定が取れない学生に多い状況です。ようやく内定が取れた企業の勤務実態を調べるという気にはなりにくいのかもしれませんが、就活の目的は内定取得ではなく、働く企業を選択し、その企業で働くことです。安易に妥協せず、将来の自分が困ることのないように出来る限り情報を取得しましょう。




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