【#COP15現地レポ】CONDサイドイベント (12月16日)

※12月16日に作成した記事ですが、12月24日のアップとなってしまっています。申し訳ありませんが、ご了承ください。

12月16日(金)私たちは「生物多様性と気候変動」をテーマにサイドイベントを実施しました。これまで別々の問題として扱われてきた生物多様性と気候変動ですが、両分野における危機の解決には双方の問題への取り組みが必要だという認識が浸透してきました。

パネルディスカッションの様子


その中でも、気候変動の緩和策・適応策と生物多様性保全の相乗効果(シナジー)をどのように高めるのか、トレードオフをいかに減らすことができるのかが鍵となっています。

今回のサイドイベントでは、この点に焦点を当て、各分野で活躍するユースや研究者たちとの対話を通して、どうすれば気候変動と生物多様性のシナジー強化を実現できるのかについて考え、サーキュラエコノミーの導入や、金融制度の確立などが必要であるという意見から、いかにして市町村レベルでの実施に落とし込めるのかというような今後の課題まで話し合うことができました。

「生物多様性と気候変動」については、2030年までの生物多様性の世界目標であるポスト2020枠組みの中でも組み込まれていますが、その目標の中身については議論が難航しています。どのような目標になっても、各国が気候変動と生物多様性の同時解決に向けて取り組みを加速できるようなものであればと願っています。

理事 芝崎 瑞穂

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