OKファーム3

第五章(11)待機児童問題も有機的関係で解決だ!

少し見方を変えれば、どんなコトにも当てはまる。それがOKファームのコンセプトだ。

たとえば、東京の待機児童、保育所問題もそう。

行政や国にも限界がある。もっと自分たちの問題として引き寄せないと。

子どもの問題を、家から突然自治体の問題にすり替えるのではなく、地域保育そのものを自分たちで考え直す必要があると思う。地域保育を、世代を超えた課題として共有していけば、突破口が開けるハズだ。

都会では認可保育園の入園待ち児童を「待機児童」と呼んでいる。働くためには子どもを預けなければならない。その通念が恐ろしい。

待機児童と呼ばれる子どもがいる一方で、地域には子育てのプロである手のあいてるおばあちゃんがたくさんいる。この人たちの手と、ちょっとしたスペースさえあれば、なんとかなるんじゃないのか? そしてその子が大きくなったら、面倒を見てもらったおかあさんが、今度は他の子どもの面倒を見るようになればいい。

子育てに血がつながっているか、いないかは関係ない。愛がないところにいる悲惨さは俺がよく知っている。愛があればいいじゃないか。

俺は育てるのが無理だと思ったら、妊娠した瞬間にでも放棄すればいいと思っている。子どもを欲しい人が愛情いっぱいに育てる方がずっといい。

子育ては理屈じゃない。徹底的に愛する。抱きしめる。ダライ・ラマは紛争によって両親を失った子どもを、言葉じゃなくただ抱きしめた。

仕組みというより、意識の問題だな。

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