デザイン思考5つのstep/ 2、問題提起

2番目は「問題提起」

「デザインは問題解決」
という考え方もあります。

デザイン思考では「問題提起」。

問題解決は、
現状、健在的な問題を
解決するためのデザイン。

より
使いやすくなった。
便利になった。
楽しくなった。
面白くなった。
など、
デザインすることで、良くなっていますが、
どちらかというと、改善改良的な
意味合いがあるのだと思います。
ここでのデザインもとても大切だと
思いますが、比較のための説明です。汗

デザイン思考でいう問題提起は、
デザイン思考のステップ1の共感で、
導き出されたインサイトをもとに、
新たな視点や、もっと深い視点から探ります。
解決策を見つけるのではなく、
次の創造のステップで
アイデアを広げやすくしたり、
アイデアの視点を変えてあげたり
するための問題提起だと考えます。


<<例えば>>
新しいパフェ(スイーツ)を
考えようとした場合。
※説明しやすく例として
組み立ててみたつもりです。笑

地域の特産品である、
いちごやみかんを使って
ゼリーやアイスクリームにしたりと。。
いろいろなアイデアが出てくると思います。
これらの考え方でも美味しそうな
パフェはできあがると思います。

ちょっとこれをデザイン思考的に
考えてみると。。

パフェ好きな女性(30代)を
想定ターゲットとして(ざっくりですが。。)

パフェに対するインタンビューをすると、
パフェ好きです!
果物がいっぱいはいったものが好き!
量はあまり多くなくてもいろいろ食べたい!
生クリームは○○○がいいよね。
などなど。
パフェ好きが集まればこんな内容が
多くなってくると思います。

こうやってインタビューをしている中で、

でも、
ダイエットのことを気にしちゃう!
サプリもよく飲んでる!
健康でいると肌もキレイになるし。。
など、
ちょっと広い範囲での意見も
聞いていると、

そうしたときに、
パフェと美容や健康に対する質問で
掘り下げていくと。。

パフェが好きだけど、
敬遠したくなる要素があるのかな。。
と感じたりします。

また、新しいパフェをつくろうとして
全国のパフェを調べてみると。。
地域によっての個性は感じられるけど、
全体を俯瞰して、別な見方をしてみると、

実は、全国のパフェは、
いろいろな具材で差別化している。
「パフェは、具材の戦争をしているのでは?」
という問題提起に近づけるような
疑問が浮かんだとします。

この疑問と、対象の女性たちが
言っていた、
美容や健康とスイーツの関係性を
併せて考えてみた場合。

「心も身体も喜ぶ、女性が安心して
    食べたくなるスイーツとは?」

という問題提起につなげる
という考え方もあります。

今まで、甘くて美味しい、
見た目もかわいいパフェが一般的で、
そこを目指そうとしている人も多い中で、

女性がスイーツを食べるときに、
心の底で、「だめだけど食べちゃおっ!」
っていう声を拾ってあげることが
できるようになるかもしれません。

これは、一例ですが、
共感の後に作られた問題提起を見たときに、
この問題提起で進めていくと、
世界が変わる!
とか
世の中が断然と楽しくなる!
とか、
考えただけでわくわくしてくる!
と思えるようにつくりあげることが
ポイントかもしれません。

特に、社会性が重要視される今の時代、
問題提起は、
世の中の新しいメッセージと
なるような言葉がいいかもしれませんね。


では、楽しい未来をつくってくださいね!


弊社サイトでも、デザイン思考のプログラムをご案内しています。
https://www.interplanning.co.jp/designthinking.html


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