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【参加レポート】事業構想ツアー2022夏 1日目@小浜

イントロ
 前回参加した「事業構想ブートキャンプ」以降、私は意識的に行っていることがある。「全体を捉えて察知し、情勢判断する」ことである。OODAループの「Observe(観察)-Orient(情勢判断・方向づけ)-Decide(意思決定)-Act(行動)」における前半の「Observe(観察)-Orient(情勢判断・方向づけ)」である。
 
事業構想ツアーでは、早速、開催前日に情勢判断が必要となった。今回の目的地である福井県では、8月4日から5日にかけて記録的な大雨が降っていたことから、関西・中京方面をつなぐJR北陸線は線路が冠水し、土砂や瓦礫の撤去作業のため、ツアー初日の8月7日の大阪―金沢間の特急「サンダーバード」、名古屋・米原―金沢間の特急「しらさぎ」の運休が決定した。もともと予定していた鉄道によるアクセスができなくなっていた。(https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20220807-OYO1T50000/

運休を知らせる掲示板

代替ルートは、①近江今津駅まで鉄道・そこから路線バス、②車で移動する決定をした名古屋組と合流し車で移動、の二つである。どちらを選択すべきであろうか。私はちょうど数日前から名古屋に滞在しており、どちらの選択も可能だった。代替ルート①の路線バスは1時間に1本の運行、乗車時間は1時間、停留所は48駅。代替ルート②の車にはNUCBの同期入学の岡本さん・瀧澤さんのお二人の他に、まだお会いしたことがない2名の方との同乗になることがわかっていた。時間は限られていたが、それぞれ思い巡らせてみた。

路線バスの良いところは、地元の足であり、街並みや人々の営みをゆっくりと肌で感じられることだ。1時間48駅もあれば、いろいろな人と出会い景色を眺められるだろう。ゆっくりと現地の感覚に自分が順応していくかもしれない。それはきっと小浜マリンステーションの事業構想に役立つ気がした。鉄道の運休がなければ選択肢に入らないルートであり、それを受け入れて活かすことも悪くない。しかし、公共交通機関として唯一の代替ルートの路線バスがどのような状況になるか想像もつかなかった。定員オーバーで乗れないかもしれない。
車移動の良いところは、確実に集合時間までに現地に到着できることの他に、行程の2.5時間を初めてお会いする方を含む5人で共に過ごせることがある。これもまた、電車が不通にならなければ遭遇しない機会であった。現地に到着するまでの間に今回のツアーについて会話し頭と体を温めておくことが、きっと事業構想に役立つだろう。話し下手で人見知りしがちな自分の性格を考えると車移動も悪くなかった。
 
その他にもあれこれリスク分析をするわけだが、結果的に車移動を選択し、有難くも岡本さんの車に同乗させていただけることになった。ここまでのほぼ一瞬の判断には、文化的背景・おいたち・経験・心理学的知識・価値観などがやはり総動員されている。この観点はあの経験が、あの観点ではあの価値観が影響している、というように思い当たる節があるものだ。日常の些細な意思決定において自分がどういう情勢判断をどのようなプロセスを経て行っているのか、意識しなければ過ぎ去っていくその判断の一瞬をブートキャンプ以来見つけようとしながら生活している。印象的な出来事であったのでいきなり本編から外れてしまったが、記しておくこととした。 

JR 小浜駅

本題に戻そう。今回の事業構想ツアーの舞台は、福井県小浜市にある「マリンステーション小浜」である。小山ゼミの西野さんのご実家であり、西野さんのお父様の西野邦敏社長が一代で築いた船舶の停泊施設である。西野社長は78歳と高齢でもあり、西野さんは大手企業に勤めながら事業承継とマリンステーション小浜の今後の事業展開について考えている。
私は、NUCBの修了までの2年間でケーススタディーの講義を通して200を超えるケースに触れ、ケースの主人公の追体験をしてきた訳だが、今回はケースライターの案内のもと、まさに意思決定がなされようとしているその現場に身を置くという体験ができるように思った。自分だったらどんな意思決定をするだろう。超リアルケースであり、たいへんに貴重な機会であることから迷うことなく参加することとしたのだ。

スケジュール
 今回のツアーのカリキュラムは以下のとおり実施された。
1日目:
フィッシャーマンズワーフ小浜
•     目的:小浜飯を堪能する
小浜マリンステーション
•     目的:もしあなたが主人公なら3,000坪の事業構想をどうするか検討する
•     360°リスニング
•     現地視察
•     クルージング
ホテルアーバンポート
●    目的:顧客ニーズから新たな事業構想を考える
○    マリンステーション小浜の顧客と食事会
2日目:
小浜市内のフィールドワーク
●    花町の散策
○    小浜市のシルバーの手厚いガイド付き
●    3チームに分かれ小浜の良い写真を撮る
 
1日目:
若狭フィッシャーマンズワーフ
福井県の南西部の小浜市の海岸沿いに位置する「若狭フィッシャーマンズワーフ」が最初の目的地である。フィッシャーマンズワーフと聞くとサンフランシスコのそれを真っ先に思い浮かべるのだが、Google Mapで検索してみると日本の各地にも観光地として存在するようである。北海道釧路・石川県七尾・神奈川県本牧・和歌山県白浜、そして福井県若狭である。日本語では「漁師の波止場」であり、その土地で水揚げされる海鮮に出会えるのだろう。
ここ若狭フィッシャーマンズワーフは、「食べる」「遊ぶ」「つなぐ」をコンセプトとしており、1階にお土産物コーナー、鮮魚と寿司のテイクアウトコーナーがあり、2階はレストラン海幸苑がある若狭湾観光株式会社と株式会社そともめぐりが運営する観光施設である。そして目の前の港からは蘇洞門をめぐるクルージングが出航している。(https://www.wakasa-fishermans.com/corp)
すでに13時を過ぎており、日本海の海鮮を楽しみにしていた私たちは、足早に館内を見学した。1階の鮮魚と寿司のテイクアウトコーナーでは、買った鮮魚や寿司をその場のイートインスペースで頂くことができる。そこに並ぶたくさんの海鮮に惹かれながらも、2階のレストランへ向かうことにした。2階のレストランでは、日本海ならではのお刺身、のどぐろなどの海鮮や福井の名物である蕎麦を頂くことができる。海鮮丼と蕎麦のセットを頼んだ訳だが、一口食べたところ「めちゃくちゃ小浜を実感していますね」と同席したメンバーに声をかけられた。無意識のうちに大きなため息が出たらしい。日常から離れ現地の環境にどっぷりと浸かるそのキッカケに食はどうやら欠かせないようだ。

小浜の新鮮な海の幸

オリエンテーション
小浜飯を堪能し、気持ちの切り替えができた後、フィッシャーマンズワーフから車で15分ほどの「マリーンステーション小浜」に向かった。
クラブハウスでは、西野さんの挨拶と各自の自己紹介ののち、小山准教授のオリエンテーションで360°リスニングを行った。今回の事業構想ツアーは、小山ゼミメンバー、事業構想ネットワークのコアメンバー、そして西野さんのリアルケースを考えたいメンバーが集まっていた。私自身は2022年3月にNUCBを修了しMBAホルダーとなった訳だが、修了後もこうやって事業構想を目的に有志が集まるNUCBと小山准教授のコミュニティを改めて嬉しく思うと共に、これからの2日間での実践に期待していた。
360°リスニングのパートでは、傾聴について皆で体験した。リスニングには3段階のレベルがある。1段階目がInner Listening(聞いているフリ)、2段階目がFocus Listening(話をちゃんと聞く)、3段階目が360°Listening(相手の雰囲気を含めて全体を捉えて聞く)である。オリエンテーションの中では、1段階目の「Inner Listening(聞いているフリ)」と3段階目の「360°Listening(相手の雰囲気を含めて全体を捉えて聞く)」の違いを皆で体験した。具体的な流れはこうだ。3人1組になり、AとBが正面に向き合って座り、BがAに向かって設定されたお題に関するエピソードを語る。Cはその様子を観察する。1度目は聞き手であるAがInner Listeningで対応し、2度目は、同じく聞き手のAが360°Listeningで対応する。これを役割を変えながら、ABCの全員が聞き手・話し手・観察者を体験する。そして、Inner Listeningと360°Listeningでどこがどう違ったのかを皆で共有した。違いはどの立場においても一目瞭然である。小山准教授がこのタイミングでこのセッションを入れたのは、これから始まる西野社長やマリンステーション小浜の顧客とのふれあい・対話の中で、最大限に相手を感じ取れるようにとの配慮の結果であろう。それは「今日は色々と見て聞いてください、ソリューションを考えるのは明日にしましょう、今日はインプットの日です」という准教授の言葉からも窺い知ることができた。兎角、事前に用意した情報と事実をつなぎ合わせて分析し落とし所を探してそれらしいプランを作り上げる、だけどそのプランを誰も実行したがらない、「当事者不在な企画が出来上がり誰も幸せにならない」というような、よくありがちなコンサルティングにならないように、との准教授からのメッセージでもある。
 
マリンステーション小浜
クラブハウスを後にして、西野社長にマリンステーション小浜の施設案内をしていただいた。6,000坪の広大な敷地のマリンステーション小浜は西野さんのケースのとおり、老朽化が進んでいること、手作りで作り上げられてきたこと、これからも手作りで拡張しようとしている様子をすぐに実感できた。何よりも印象的であったのは、丘上の3,000坪の土地である。ここはもともと山だったそうだ。それを切り開いて平らな土地にしたとのこと。西野社長は山の状態で土地を購入したのだが、西野社長の知り合いが造成してくれたそうだ。造成後に不要となった土砂を譲り渡すことが条件だったとのこと。そんな物々交換のような取引が現代においても通用することに驚きながら、西野社長が「知っている人・できること」を起点にして、このマリンステーション小浜を「周囲の皆さんと作り上げてきた」ことを象徴しているエピソードであった。エフェクチュエーションとはまさにこのことだ、とも思われた。 

マリンステーション小浜のオーナー
広大な敷地を視察


蘇洞門めぐりクルージング
マリンステーション小浜の古くからの顧客であり船のオーナーが私たちのために集まってくださり、原田さん、坂田さん、加藤さんの御三方がそれぞれご自身が所有する船3隻に分乗して沖へ出てくれることになった。
私が乗せていただいたのは原田さんが運転し永田さんが乗組員として搭乗する船だった。乗船してすぐに違和感を感じた。原田さんは、申し訳なさそうに救命胴衣を船底から取り出していた。救命胴衣は長らく使われていないようでありカビが生えていたのだ。「ここには毎週のように来ているんだけど、船を出すのは何ヶ月もぶりなんです。2週間前に試運転をしているので船自体は大丈夫です」と、とても優しげで丁寧な口調で話されている。「船が好きで船を自ら所有して、しかも長くここマリンステーション小浜に通っているのに船に乗るのは何ヶ月ぶり」とはどういうことだろう。それは、クルージングと夕食での原田さんとの懇親を通じて次第に明らかになっていく。
海が驚くほど穏やかだった。船が速度を上げても船首すら大きく揺れることがない。地図を見ればわかるのだが、実はマリンステーション小浜は若狭湾より内側の小浜湾のさらに入り組んだ湾内に位置していたのだ。なるほど、船を係留しておくにはとても良さそうな立地である。ところで、洋上の体験は格別だった。照りつける真夏の太陽の下、どこまでも続く水平線を見つめながら、小浜湾から若狭湾へと風と水飛沫を感じながら抜けていく。この体力を奪っていく直射日光も、遠くを見つめることも、幼少期を思い出すように懐かしく、在宅ワークや都会での生活に慣れきった私たちには改めて新鮮だった。蘇洞門の景所や大飯原発を原田さんに案内してもらいながら、そして、原田さんと海・小浜との繋がりのお話をお聞きしながら贅沢にも約2時間にわたるクルージングを体験させていただいた。

観光用そともめぐり遊覧船発着場

マリンステーション小浜の顧客との食事会
今回の宿泊施設は、「ホテルアーバンポート」。ここの宴会場で西野社長とマリンステーション小浜の4名のお客さんと懇親を深めた。目的は、「顧客ニーズから新たな事業構想を考える。」ここでも360°listeningを意識して顧客ニーズを探っていく。私は、船に乗せていただいた原田さんのテーブルについた。クルージングの際にもいろいろなエピソードをお伺いしていた。釣り好きが高じて、また自由気ままに釣りができるように船を所有することになったこと、たまたま船着場を探している際にマリンステーション小浜と出会ったこと。それは約20年前の40代の頃のことであったこと、今は釣りには飽きてしまったが小浜は毎週のように来ていること、などである。私自身も1日を通じて確かに小浜の自然は魅力的であるし食事も美味しい。長年ここに通うその魅力を純粋にもっと知りたくなっていた。また、ニコニコと楽しそうに小浜について語る原田さんのお人柄にも魅力を感じていた。
この会食では、西野社長は、一つ一つテーブルを周りながら私たち全員とコミュニケーションをとってくださった。誰とでも分け隔てなく触れ合い、飾りっ気がなく屈託のない笑顔で、今日初めてお会いした私たちにも話しかけてくれる。周りにいた長年の顧客はそれを楽しそうに見守り、時折、少々会話が行き過ぎたと感じたのだろう、「うちの社長がすみません。」と私たちに声をかけてくれる。そこにはホストとゲスト、店主と顧客、の関係を超えた温かな関係があった。ケースに書かれていた「邦敏の人柄」とはこのことなのだろう。ご本人にお会いしたことで活字を通して理解するその何十倍もの情報量でその意味を理解することができた。会食の最後には、西野社長が「是非次は蟹の季節にも小浜に」とお誘いくださった。2023年2月に再びきっと私たちはここに戻ってくるのだろう。

サービス精神旺盛なオーナーは場を楽しくしてくれた
顧客のみなさんと撮影

マリンステーション小浜と顧客
今回は、西野社長と加藤さん、坂田さん、永田さん、原田さんの4人の顧客と時間を共にさせていただいた。今振り返ると一緒に過ごしたのはほんの8時間ほどであったわけだが、とても長いこと一緒にいたような気がする。それほど濃密な時間であった。
ここではその中でお一人の原田さんとマリンステーション小浜との関わりを記しておこう。
西宮のご出身で長年大阪で運送業を営む60代の原田さんが、船を所有したいと思ったのは40歳ごろの時だったとのことである。かねてより釣りが趣味で、釣り好きが高じて船釣りを始めるようになり、いつしか釣り船の船長さんや他のお客さんに気兼ねすることなく自由気ままに釣りがしたいと思うようになり、自ら船を持とうと思ったそうだ。現在でもマリンステーション小浜で船を持とうと考える人の90%以上は同様に釣りがキッカケのようである。原田さんが船を持とうと考えた当時はまだインターネットでマリンステーションの情報は広く流通しておらず、たまたま冊子の広告か何かで見かけた「マリンステーション小浜」に目が止まったとのことだった。まだクラブハウスも何もない開業初期のマリンステーション小浜だったが、年間保管料が安く、何より「社長と気が合ったからここに決めた」と仰っていた。どうやら月極駐車場を選ぶのとは大きく違うようで人間関係が重要らしい。船の揚降やメンテナンスでの関わりがあることや、現地での滞在時間の長さ、大切な船を遠方に預けておく、などいくつか理由がありそうだ。
釣り好きの原田さんも今は頻繁に漁に出ていない。飽きたそうだ。船を買って最初の頃は仲間を連れ立って毎週末大阪から小浜に来ては船釣りを楽しんでいたが、何年かすると、「どの時期にどの場所で何が釣れる」ということが分かってしまい、目新しさがなくなってきたとのこと。そして釣りは楽しいが、釣りの準備と何より後片付けが面倒のようである。しかし、今でも月に3−4回大阪から小浜に通う。そこまでさせる魅力は聞くところによると3つあった。
まずは、「小浜の食」である。小浜で水揚げされる海鮮は格別とのことで、時期時期によって旬の魚を楽しみに小浜まで来るそうだ。クラブハウスの仲間の加藤さんは名古屋栄で飲食店を経営するプロの料理人でもあり、大手メーカーをリタイア後小浜に別荘を持ち毎週漁に出る坂田さんは今となってはプロ顔負けの漁の腕前だそうだ。「贅沢にもプロの漁師とプロの板前さんがクラブハウスにいるんです」とにっこりしていた。原田さん自身も食への探究心が高く、美味しい魚を食べたいため、専用の包丁を4−5本持っており大概の魚は自分で捌き、見慣れない魚はYoutubeで捌き方を勉強するそうだ。その魚をクラブハウスで気の合う仲間と食す楽しみがあるようだった。
次に、「小浜の楽しみを地元大阪に持ち帰ること」である。大阪から小浜までは下道を使って約2時間。その道中にもいくつかの立ち寄りスポットがあるらしい。「小浜の海鮮もそうですし、道中で入手できるその土地ならではの食を地元に持ち帰って配るとたいへんに喜んでもらえます。小浜の食でいえば冬ののどぐろなんかは最高に喜んでもらえます。」と仰っていた。自分が小浜で楽しむだけではなく、その楽しみを地元で共有するという楽しみもあるようである。縁あって通う小浜と生活の基盤である地元大阪の二つの地域を繋ぐことができ、また、その道中も単なる移動ではなく、誰かの顔を思い浮かべながら過ごすことができる、そんな人を想う楽しみもあるようだった。
そして、「ワンコ」である。ワンコとはマリンステーション小浜で飼われている柴犬のことである。西野社長が雄と雌の柴犬を飼い始めて以降、何度か子犬が生まれたそうだ。私たちがクラブハウスにお邪魔した時も確かに子犬がいた。原田さんはこの子犬が可愛くて面倒を一手に引き受けているそうだ。犬小屋の掃除、病院への通院、予防接種なども原田さんが率先して行っているとのこと。週末が近くなると「あの子たち元気にしているかな、犬小屋汚れて気持ち悪くないかな、早く会いに行きたい」と思うようになり、週末にはハイエースのハンドルを握っているそうだ。長らくマリンステーション小浜に通ううちに、家族の一員になったワンコの世話をするという楽しみもあるようだった。原田さんの表情はワンコの話をする時が最も輝いているように見えた。
リアルケースの現場に身を置き、そこに通う一人の顧客を見つめていると、このマリンステーション小浜は単なる船の保管場所ではないことが明らかだった。私はあまりお話しする時間を持てなかったが、他の3人の顧客もきっと同様にマリンステーション小浜に対してそれぞれの思いがあり、それぞれの意味があるのだろう。これらを理解せずして「マリンステーション小浜の事業構想」は語れない。そんなことを感じながら「インプットの1日目」の夜が更けていった。
 
参考

スケジュールと宿泊先

 文:廣澤佑輔



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