
【参加レポート】事業構想ツアー2021冬@京都亀岡
合宿に参加するにあたっての想い
「これ、社会貢献として良い事しようとしてるのわかるけどお金は生まれてこないよね。」
10年ほど前、心に思い描いた事業のビジネスケースを見せた際のとある経営者の方からのコメント。当時、考えても答えが見つからなかったので、まぁ焦らずとりあえず脇に置いておき、会社勤めをしながら機会を窺うことに。
今回の合宿には、ちょっと忘れかけていたこのずっと心の中にある想い、時々むくむくと頭をもたげてくる問いに対する答えを見つけるヒントがあるように感じて、迷わず参加しました。
人間の成長の本質とは、自分が楽しい・嬉しいと思える体験をする事で、自分が幸せで満たされれば溢れた幸せで周囲の人も幸せにすることができる。だから、自己の幸せを追求することはエゴではないと思っています。
とはいえ理想を掲げ社会貢献したいんです!という思いだけでは、現実問題ごはんは食べられない…
「お金を生み出す仕組み」
この社会問題を考えて解決策を講じる為には、MBAの知識ってやっぱり有用なんだな。良い意味で、螺旋を一周回ってまた元の位置に戻って来た気持ちになった合宿の2日間でした。
今回の合宿参加の旅程
1日目
11:00 亀岡駅南口のロータリー集合
8:09 のぞみ15号 東京発 → 10:21 京都駅着
10:33 JR嵯峨野線・園部行 京都駅発 → 11:00 亀岡着
11:30 木育ワークショップ
亀岡の森に入り、いろんな材料をみつけ、ほうき作り
15:00 Music and Food For World Civic Tour
「イギリスのクリスマス会」
19:00 夕食@KIRI CAFE
有機野菜のつみれ鍋
2日目
08:00 朝食
09:00 雲海ツアー
「かめおか霧のテラス」で霧を鑑賞
10:00 古民家視察
12:00 ランチ@KIRI CAFE
亀岡の有機野菜を使った野菜カレー
13:00 グループワーク
かめおか木育プロジェクト企画立案
17:00 亀岡駅にて解散
合宿のハイライト
掛川駅で東京発のぞみ号を止めて急病人の方を救急搬送し、その後遅れをどんどん挽回していった心あるJRさんのオペレーションのすごさ
亀岡行き電車の車窓から見えた虹
原木椎茸の味の圧倒的な力強さ
ボランティアで山を管理をしている方々の「楽しくてやめられない」の笑顔
松井先生の柔軟なものの見方
ワイヤーマスターの才能が開花したほうき作り
包丁さばきについて何とか及第点をいただいた事(笑)
注1) 陶芸家/京都芸術大学 教授 松井利夫先生のアトリエにもお邪魔して、お話を伺いました。
合宿で感じたこと
山歩きの頬にあたる冷たい空気。焚火の熱。土の湿ったにおいや森の木々の香り。枝を折ろうとして指に刺さった棘の痛み。吹きぬける風の音。赤い木の実のえぐ味。神社境内で感じる厳かな雰囲気。
五感がフル活動した2日間。全身で感じることで、普段と違う脳の領域が活性化して柔軟な発想が湧いてくる。
山を管理されているボランティアの方々の笑顔は、これこそがまさに内発的動機付けの好例。
自然の中で育った新鮮な野菜たちは、私たち人間を元気にする大きなエネルギーを持っていることを実感。
当事者の方々の目線に自分を合わせて現地現物、実際に経験することで見えてくるものがある。
古民家の活用も、そこにいる方たちの想いを理解した上で、みんなが笑顔になるようなサステナブルな提案を考えたい。
松井先生の、予算も期限も設けずに自然の流れに沿って進めていくという柔軟な考えがとても新鮮だった。エフェクチュアル・アントレプレナーシップ。すでにここにある未来。という言葉が自然と頭に浮かぶ。
言葉で伝えきれないので写真もどうぞ!
京都行新幹線を待つ名古屋駅ホームにて
掛川駅で東京発のぞみ号を止めて急病人の方を救急搬送し、その後遅れをどんどん挽回していった心あるJR東海さんのオペレーションのすごさ 。

亀岡行き電車の車窓から見えた虹
この合宿が素晴らしいものになることを予感させる虹。でも、虹に見とれていて写真撮るのを忘れてしまった。
原木椎茸の味の圧倒的な力強さ
味が濃い!これまで食べた椎茸の中でNo.1。

ボランティアで山の管理をしている方々の「楽しくてやめられない」の笑顔
これぞまさに内発的動機付け。

松井先生の柔軟なものの見方
納期、予算、成果物などの制約から解き放たれれば、自由に焦ることなく、本当に求めているものが生み出せそうな気がする。


ワイヤーマスターの才能が開花したほうき作り
山登りで集めた材料を使って、チームに分かれてワイワイ・ガヤガヤほうきを作りました。ちょっと羽子板的なイメージの「見せるほうき」の出来上がり。

包丁さばきについて及第点をいただいた野菜
優しい味で栄養満点、元気にしてくれるつみれ鍋。

お世話になったKIRI CAFE




女子チーム宿泊先

亀岡の朝
ピリッと冷たい空気が心地良い。

文:mayumi_t
写真:合宿参加メンバー
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