見出し画像

CINRA×MULTiPLE×コンセントで開催!刺激とつながりを生むウェブディレクター勉強会

こんにちは。コンセントの野澤です。
先日、CINRA, Inc.(以下、CINRA)さん、MULTiPLEさんとの合同で2日にわたり「ウェブディレクター勉強会」を開催しました。
目的は「会社を超えてウェブディレクター同士が刺激し合う、つながりをつくる」です。計21名に参加してもらった勉強会の様子を、運営側として携わった野澤から紹介をします。


お題は「”学びの場”を企画せよ」

ウェブディレクターは守備範囲が広いことが多く、様々な能力が求められます。そのため、プロジェクト上の悩みを相談できたり成長を促す学びの場が必要でした。 そんな背景もありこの勉強会を開催するに至ったわけですが、学ぶことが事前に決まっているのではなく、参加者自身が自分たちに必要なことを考えることでより意義の高い勉強会になるのでは、という狙いで「自分たちで学びの場を企画する」をテーマとしました。

ワークの概要紹介

ワークのフレームはウェブディレクターのお仕事の特性である、「相手から話しを引き出し、本質的な課題を見つけ、解決するためディレクションをする」ということを活かすものとして設計されました。


1日目:会社紹介のあとに軽くグループワーク

  • ゴールイメージ

    • グループメンバーを理解し、共通点や相違点を発見する

    • それぞれが感じている取り組みたい・のばしたいテーマの洗い出しと共有ができる

  • ワーク概要

    • Step1 知る:自社紹介

    • Step2 理解する:ウェブディレクターとはのお互いの考えをディスカッション

    • Step3 抽出する:もっと知りたい(取り組みたい・のばしたい)ポイントの抽出&グルーピング

    • Step4 共有する:他グループへ向けて抽出したことを発表

  • 懇親会

    • 発表で上がった内容の中から、各参加者が注目したいものに投票


2日目:各探究テーマのグループに分かれてみっちりワーク

  • ゴールイメージ

    • 探求テーマに準じたワクワクする学びの場の企画し発表する

    • 探求テーマ:「1. 情報設計」「2. プランニング」「3. チームマネジメント」「4. 制作ディレクション」

  • ワーク概要

    • Step1 軸を絞る:前回のワークを振り返りながら探求テーマに関する考えを共有し、深堀りしたい課題について話し合う

    • Step2 企画する:絞り込んだ課題を深堀りして企画に落とし込む

    • Step3 整理する:アイデアごとに「目的」「ねらいと効果」「期間(開催頻度)」を含めて整理する

  • 懇親会&発表

    • 他グループへ向けてプランのプレゼンと2日間のリフレクションを共有

    • 発表内容から参加者自身が実施したい・参加したいプランに投票

”学びの場”のアイデアがたくさん!

自分たちがワクワクするかどうかも前提として企画してもらった結果、どれもユニークで実現したいものばかりでした。合計15点のアイデアの中から特に票が集まったものを、探求テーマ毎に紹介します。


1.情報設計 探求:うまい情報の見せ方を論理的に教えて!会
シニアディレクター集めて議論してもらったり、みんなでワイヤーひいてみる会

  • 目的:瞬速でワイヤーを引いて、考えてるディレクターと思われたい

  • ねらいと効果:言語化することで知識として蓄積する

  • 期間(開催頻度):2ヶ月に1回


2.プランニング 探求:超大規模公示案件の課題洗い出し100本ノック会
超大規模公示案件のRFPを読みクライアントの課題抽出を実施

  • 目的:クライアントからの要望だけでは見つけることのできない課題を抽出する力を身につける。慣れる!

  • ねらいと効果:予算やスケジュールは気にせず、課題にフォーカスして考えられる場にする。各社 / ディレクターごとの課題の捉え方を共有することで、いろんな確度の課題を見つけることができる

  • 期間(開催頻度): 2-3時間ほど。1-2ヶ月に1回くらい開催(が限界になりそう)


3.チームマネジメント 探求: 褒める会
クリティカルなコミュニケーションを称える!クライアントやチームの中で大成功したコミュニケーション事例を発表し、その場にいる人全員で褒め合う。

  • 目的:モチベーションの向上

  • ねらいと効果:「良いプロジェクト」「良いコミュニケーション」に関する共通理解の醸成。他者をモチベートするコミュニケーションに関する理解

  • 期間(開催頻度):常時お題を募集して、毎週開催


4.制作ディレクション 探求:他分野の制作物のディレクションを学ぶ
建築などウェブ以外の分野で活躍するゲストを迎え、制作ディレクションについて話してもらう

  • 目的:さまざまな分野の情報を共有しあう

  • ねらいと効果:他の分野から制作に活かせる情報を引き出す

  • 期間(開催頻度):半年に一回

イベントを終えて

会の後に参加者から「会社が違っても同じ悩みや迷いを持っていると知れて安心した」「他社の方の意見から新たな気づきがあった」などの感想をもらい、同じ課題を議論できる相手が増えること、会社や組織を横断してナレッジを共有し合うことの大切さを改めて実感しました。

また、その日はじめて合った人とグループになったにも関わらず、どのグループもスムーズに対話が進み、人と対話するベースの力をウェブディレクターは共通して身につけている、ということも感じました。
(余談ですが、ワークでは活発にコミュニケーションしていたのに懇親会になると活発に話をしてないかも??ウェブディレクターって対話力がありつつも意外とシャイな人が多いのかもしれません。そんなところも共通点が見えました 笑)

今回「合同勉強会をやりませんか?」と声をかけていただいた、CINRAさんMULTiPLEさん、ありがとうございます! デザイン会社同士ではお互い存在は知っていても、ウェブディレクター同士が直接深い交流をする機会はそう多くなく、大変貴重な機会をいただきました!
ワークの設計やファシリテーションなど個人的にもとても学びの多い会でした。

プランニングした”学びの場”のアイデアを、今後は実施につなげて行きたいと思います。その際はまたレポートします!



🙋 一緒に働く仲間を募集しています
コンセントでは、対象とするデザイン領域の広さから多くの職種があり、一緒に働く仲間を募集しています。
ご興味持っていただいた方は、カジュアル面談からでもぜひお気軽にお話しさせてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?