H29(2017)_Ⅱ_1_7(スランプ増加時留意点)


注意事項

 ・答案例の文字数は技術士解答用紙の文字制限を満足しています。
 ・答案例は,既往の技術図書等や過去に私自身がA判定を頂いた記載例を参考に記載していますが,仮に同じ問題が出た場合に,本答案例をそのまま記載した場合においても、A判定を確約するものではありません。あくまで参考としてください。本コンテンツ使用に伴い損害が発生した場合においても,一切の責任は負いかねます。 
 ・可能な限り公表されている技術図書や記載している参考文献先を確認しながら書いていますが,記載の内容に技術的観点からの誤り等がありましたらご連絡下さい。事実確認後,必要に応じて返金対応等致します。
 ・より優れた記載内容等がありましたら,補足等に追記していきたいので,有意義なご連絡お待ちしています。
 ・無断での複写、転載を禁じます。 

問題

 Ⅱ-1-7 コンクリートのワーカビリティの向上を目的に,スランプを設計図書に示される値よりも大きくする場合(ただし,スランプで管理する範囲とする。)を想定し,コンクリートの配(調)合設計と製造・施工の観点から,それぞれの留意点について説明せよ。

参考文献 

 『想定,配合設計・製造・施工の留意点』 
 土木学会:コンクリート標準示方書「施工編」2017年 P226 2章 流動化コンクリート 

ポイント! 

 スランプを大きくするには,水セメント比を大きくするといったことも考えられますが,水セメント比を大きくした場合,圧縮強度低下や劣化に対する抵抗性が低下しますので,あまり好ましくはありません。また,高性能AE減水剤や,骨材の調整等の方法もありますが,ここでは,情報も多く,論文として記載しやすい流動化剤の使用を取り上げて記載しました。
 流動化剤の使用のため,流動化コンクリートとして扱うことになりますが,コンクリート標準示方書(施工編)の特殊コンクリートに流動化コンクリートに関する事項が取りまとめられていますので,問題で問われている内容すべてに回答可能と思われます。文章化が手間な方は要点を抑えて論文にできていると思いますのでご購入ご検討頂ければと思います。

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