H30(2018)_Ⅱ_1_7_(高炉スラグ微粉末,再生骨材H)

注意事項

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・答案例は,既往の技術図書等や過去に私自身がA判定を頂いた記載例を参考に記載していますが,仮に同じ問題が出た場合に,本答案例をそのまま記載した場合においても、A判定を確約するものではありません。あくまで参考としてください。本コンテンツ使用に伴い損害が発生した場合においても,一切の責任は負いかねます。
・可能な限り公表されている技術図書や記載している参考文献先を確認しながら書いていますが,記載の内容に技術的観点からの誤り等がありましたらご連絡下さい。事実確認後,必要に応じて返金対応等致します。
・より優れた記載内容等がありましたら,補足等に追記していきたいので,有意義なご連絡お待ちしています。
・無断での複写、転載を禁じます。

問題

Ⅱ-1-7 環境負荷低減を図るために有効と考えられるコンクリート材料を,日本工業規格(JIS)において規定されるコンクリート用混和材から1つ,同じく日本工業規格(JIS)において規定されるコンクリート用骨材から1つ選び,それぞれについて,環境負荷を低減させる理由及びコンクリート構造物への適用を検討する際の留意点について述べよ。

参考文献

『高炉スラグ微粉末』
「低減理由」
土木学会:コンクリート技術シリーズ96 環境調和型コンクリート材料学の創造に関する研究委員会成果報告書 P25 3.2.2 高炉スラグ微粉末
「留意点」
土木学会:コンクリートライブラリー125 コンクリート構造物の環境性能照査指針(試案)P159 2.3.1 高炉セメント
『再生骨材H』
「低減理由」
土木学会:コンクリート技術シリーズ96 環境調和型コンクリート材料学の創造に関する研究委員会成果報告書 P38 3.2.5 再生骨材H
「留意点」
土木学会:コンクリートライブラリー125 コンクリート構造物の環境性能照査指針(試案)P173 2.5.1 再生骨材

ポイント!

JISに規定されているコンクリート用混和材
・JIS A 6201 フライアッシュ 〇
・JIS A 6202  膨張材
・JIS A 6204  化学混和剤
・JIS A 6205  防せい剤
・JIS A 6206  高炉スラグ微粉末 〇
・JIS A 6207  シリカフェーム 〇
JISに規定されているコンクリート用骨材
・砕石及び砕砂,スラグ骨材〇,人工軽量骨材〇,再生骨材H〇,砂利及び砂
スラグ骨材(高炉スラグ骨材,電気炉酸化スラグ骨材,フェロニッケルスラグ骨材,銅スラグ細骨材)
〇:環境負荷低減効果があると考えられるもの。
※JISに規定されているセメント
・JIS R 5211 高炉セメント
・JIS R 5212 シリカセメント
・JIS R 5213 フライアッシュセメント
・JIS R 5214 エコセメント
問題では,JISに規定されているコンクリート用混和材を問われていますから,エコセメントは対象外と考えられます。
ここでは,上記のうち,問題に対して参考文献先の内容から回答が可能と判断できた高炉スラグ微粉末,再生骨材Hについて記載します。脱炭素社会が求められていますので,重要な項目かと思います。参考文献図書をお持ちの方は購入する必要はないかと思いますので図書をご確認下さい。文章化が手間な方は答案の参考としてご購入ご検討頂ければと思います。

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