H28(2016)_Ⅱ_1_5(中性化,凍害)

注意事項

・答案例の文字数は技術士解答用紙の文字制限を満足しています。
・答案例は,既往の技術図書等や過去に私自身がA判定を頂いた記載例を参考に記載していますが,仮に同じ問題が出た場合に,本答案例をそのまま記載した場合においても、A判定を確約するものではありません。あくまで参考としてください。本コンテンツ使用に伴い損害が発生した場合においても,一切の責任は負いかねます。
・可能な限り公表されている技術図書や記載している参考文献先を確認しながら書いていますが,記載の内容に技術的観点からの誤り等がありましたらご連絡下さい。事実確認後,必要に応じて返金対応等致します。
・より優れた記載内容等がありましたら,補足等に追記していきたいので,有意義なご連絡お待ちしています。
・無断での複写、転載を禁じます。
※問題では凍害を除いていますが,知識としては必要と考え本答案例にて取り上げて居ますので。ご購入には十分注意して下さい。凍害の答案例が必要無い方は,H28(2016)_Ⅱ_1_5(塩害,アルカリシリカ反応)をご参照下さい。※なお,本答案の内容はR2(2020)_Ⅱ-1-4-①,②(中性化,凍害,新設)と一部重複しています。この点についてご了承の上ご購入下さい。

問題

Ⅱ-1-5 鉄筋コンクリート構造物の主な劣化機構であるアルカリシリカ反応,塩害,中性化の中から2つを選び,それぞれについて劣化メカニズム及び新設構造物に施される対策を説明せよ。

参考文献

『中性化』
劣化メカニズム:
土木学会:コンクリート標準示方書「維持管理」2018年制定 P107 Ⅰ編 劣化機構 2章 中性化
対策:土木学会:コンクリート標準示方書「設計編」2017年制定 P150 3.1.3 中性化と水の浸透に伴う鋼材腐食に対する照査
『凍害』
劣化メカニズム:
土木学会:コンクリート標準示方書「維持管理」2018年制定 P153 Ⅰ編 劣化機構 4章 凍害
対策:土木学会:コンクリート標準示方書「設計編」2017年制定 P165 3.2.1 凍害に対する照査

ポイント!

 中性化と水の浸透を考慮した中性化による鋼材腐食は,2017年のコンクリート標準示方書の改訂に併せて導入されました。2017年制定の示方書では,基本は中性化と水の浸透による鋼材腐食深さの照査を行い,環境条件に応じて水の浸透による鋼材腐食深さの照査が困難な場合は,従来の中性化深さによる照査を行ってよいこととなっています。
 2016年時点では,水の浸透による鋼材腐食深さに対する照査は導入されていませんので,本答案例は従来の中性化深さの照査を対象に記載しています。
 なお,劣化機構はコンクリート標準示方書(維持管理編),新設時の対策は同(設計編)に記載されていますので,ご確認下さい。

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