H25(2013)_Ⅱ_1_7(アルカリシリカ反応)

注意事項

・答案例の文字数は技術士解答用紙の文字制限を満足しています。
・答案例は,既往の技術図書等や過去に私自身がA判定を頂いた記載例を参考に記載していますが,仮に同じ問題が出た場合に,本答案例をそのまま記載した場合においても、A判定を確約するものではありません。あくまで参考としてください。本コンテンツ使用に伴い損害が発生した場合においても,一切の責任は負いかねます。
・可能な限り公表されている技術図書や記載している参考文献先を確認しながら書いていますが,記載の内容に技術的観点からの誤り等がありましたらご連絡下さい。事実確認後,必要に応じて返金対応等致します。
・より優れた記載内容等がありましたら,補足等に追記していきたいので,有意義なご連絡お待ちしています。
・無断での複写、転載を禁じます。
※なお,アルカリシリカ反応はH28(2016)_Ⅱ-1-5(塩害,アルカリシリカ反応),R2(2020)_Ⅱ_1_4_③(アルカリシリカ反応,新設)と一部重複しています。この点についてご了承の上ご購入下さい。

問題

Ⅱ-1-7 アルカリシリカ反応に伴うコンクリート構造物の劣化のメカニズムを説明せよ。また,アルカリシリカ反応の抑制対策を1つ挙げ,その概要と技術的課題を述べよ。

参考文献

『劣化メカニズム』
・土木学会:コンクリート標準示方書「維持管理」2018年制定 P184 Ⅰ編 劣化機構 6章 アルカリシリカ反応
『抑制対策,技術的課題』
・土木学会:コンクリート標準示方書「施工編」2017年制定 P68 4.3.3 コンクリートの劣化および物質の透過に対する抵抗性
・化学法,モルタルバー法の話のみ,コンクリート工学会:コンクリート診断技術17'【基礎編】P42 2.3.3 アルカリシリカ反応を参考

ポイント!

 アルカリシリカ反応は,最新版のコンクリート示方書では「設計編」ではなく「施工編」に記述がなされています。中性化や塩害,凍害等はかぶりの確保等,設計時で制御できる一方でアルカリシリカ反応は,材料に起因する要因がほとんどであるため,施工編へ移管されました。アルカリシリカ反応の抑制対策は限られていますが,抑制対策に対する技術課題を述べる必要がありますので注意が必要です。上記参考文献には,アルカリシリカ反応試験(化学法,モルタルバー法)に関する技術的な課題が記載されておりますので,ぜひご覧ください。文章化がお手間な方はご購入ご検討頂ければと思います。

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