ヘアライン矯正するならFUE?FUT?本当のメリットとデメリットとは
まずヘアライン矯正には非切開FUEと切開FUTがあります。
・FUE非切開とは
メスを使わず小さなパンチで1つ1つの毛包をくり抜く方法。FUE法では移植するための毛包を採取し易くするために採取箇所の髪を1mm程度刈り上げる。移植先についても同様にパンチを使ってホールを作成し、移植する毛包を極小メスを使用して挿入していく。
《FUEのメリットと適応》
・ケロイド体質の方
・傷跡がパンチ状で済む
・小さな傷あとなど移植毛が少なく済む場合
・頭皮がとても硬くて線状にに移植毛がとれない
・短髪を想定していて線の傷が受け入れられない方
・FUT切開式とは
採取箇所の髪の毛をメスで皮膚ごと線状に細長く切り取る方法。細かく毛包単位に分けて、薄毛部分に約1mmの切込口を作成し、極小のピンセット等で毛包を移植する。切り取った部分は植毛手術後、縫合する。
《FUTのメリットと適応》
・生着率が高い
・自然な仕上がり
・髪を刈り上げなくて良い
・広範囲の植毛が必要な場合
こうして見ると双方同等のメリットがあり、それならば傷の目立たないFUEが良いのではと思います。ですが、再手術を想定した場合、まず第一に行うべきなのはFUTなのです。
なぜかと言うと、FUEでのドナー採取周辺の毛根は使えません。ですがFUTであれば、別の採取箇所を切開すれば可能なので、生涯移植できる本数が多いのはFUTなのです。
このことから一次手術にFUTを選べば二次手術にFUEは容易ですが、その逆は難しい問題があるのです。
《最後に》
ケロイド体質の方や頭皮が硬い方はもちろんFUTでは困難な場合がありますし、そのためにFUEがあると思います。
どれだけ定着するかは手術しないとわかりませんし、加齢と共に薄毛が気になる事もこの先ないとは言い切れません。ですので私がヘアライン矯正を検討した場合、まず選択する術式はFUTを選びます。
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