選挙期間中に政敵を違法に攻撃した石丸市長~東京15区補選と同じ穴のムジナ @saktshare
東京15区補選が問題となっている。
ある陣営が対立陣営に対し、違法性が疑われる行為を伴い攻撃しているものだ。
しかし、安芸高田市においても、市議選期間中に市長が市議を違法行為により攻撃した事実を忘れてはならない。
9/30の全員協議会で私が恫喝と感じる発言を行った山根議員には、昨日、画像の通り伝えました。
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) November 7, 2020
最大の問題は「議会を敵に回すと政策が通らなくなりますよ」という山根議員の発言です。塚本議員らの発言や呼び出しという環境は前置きに過ぎません。
適切な対処を望みます。#安芸高田市 #議会 #恫喝 pic.twitter.com/x7cEzOsidR
市議選期間中に山根市議を名誉棄損
2023年12月26日の広島地裁判決(※)によれば、
「本件各投稿…は、…原告(山根市議)の名誉を毀損するものといえる」
「原告の市議会議員としての素質や適性、原告自身の人間性に対する評価に疑義を生じさせるものであるから、原告の社会的評価を低下させるものといえる」
として被告安芸高田市に金33万円の支払いを命じている。
判決で違法とされた「本件各投稿」は3つだが、うち1つは市議選期間の2020年11月8~15日の最中の、11月8日に投稿されたものである。
![](https://assets.st-note.com/img/1713935983745-FMgZsmuCRj.png?width=800)
違法行為により政敵を攻撃
東京15区補選と同じ穴のムジナ
無論、石丸は東京15区のように有形力を伴うことが疑われたり、対立陣営の街頭演説を物理的に困難にすることが疑われる行為に及んだわけではない。
しかし、選挙期間中の候補者に対する違法な攻撃という一点では、東京15区と何ら変わるものであはない。
それどころか、
①東京15区は自らも拡声器を伴う街頭演説が認められている候補者陣営によるものであり、法的には他陣営と対等である一方、石丸は候補者ですらない
②市長による投稿であり、真実と誤信させる効果が大きい
以上の点を踏まえれば、東京15区と比べて悪質性が高いとの評価も可能である。
議会に関連して「誹謗中傷に繋がるからTweetをやめろ、市長として問題だ」という主張が届きます。
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) October 4, 2020
まず誹謗中傷は「根拠のない悪口」。当然ダメです。そして「根拠のある批判」は別物。
この区別は、言論(表現)の自由を守りつつ、誹謗中傷を抑制するために必須ですね。#誹謗中傷 #批判
このような行為は、市長どころか一私人であっても許されないものであり、石丸が少なくとも首長に相応しくないことは明らかだ。
石丸をこのまま放置すれば、市政運営どころか、地方自治、団体自治そのものが重大な危機を迎えるのは明白で、次期市長選においては民意をもって放逐することが強く求められる。
なお、本稿は東京15区補選での一連の行為を何ら擁護・矮小化するものではなく、民主主義を破壊する行為として厳格な取り締まりを求める立場に変わりない。
※令和3年ワ628号・同1006号事件
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