世界を狭くしているのは自分だった~仕事をやめて北海道東川町「人生の学校」へ。一か月の旅路記録~
自分の心に余裕がないとき、他人の幸せを、素直に喜べない。
いつだって自分を正当化したい。
私は間違っていない。彼らがおかしい。
そうやって優劣をつけて、自分を安心させないと、やってられない。
こんなに働いているのに、どうして幸せになれないのか、考えはじめたら手に負えない。
社会人をまっとうしているはずの自分が、働きもせずふらふらしている人間を羨んでしまえば、何かが終わる気がする。
結局、ユートピアだろう。
そうやって、フォルケホイスコーレというものを、どこかで遠ざけてき