「宮古島冬まつり2019」レポート前編
先月2月10日に行われた「宮古島冬まつり2019」、みなさまのご協力のおかげで無事大成功を収めることができました!
本当にありがとうございます。
そんな冬まつりを写真と共に振り返ろう!ということで、今回はミャークラボの中心メンバーでこの冬まつりを作り上げてくれたお二人にインタビューをし、おまつり当日やそれまでの過程についての話を聞きながら写真と共にまとめてみました!
インタビュアーの砂川は現在海外なのでインタビューはスカイプで行いました。
今回インタビューしたのはこのお二人です。
根間玄隆/Mya-hk LAB.代表/個別進学塾Root代表/ゼロ高等学院 九州・四国エリアサポーター
宮古島出身。大学受験を専門とする塾を経営しながら島の課題解決のため活動する団体の代表も兼ねる。新鮮な情報が子どもたちに届き、ワクワクしながらチャレンジが出来るような環境を作り、教育の地域間格差を無くす為日々奮闘中。目指すは教育を求めて移住者が来る島づくり。
佐和田はるか/会社員×ライフデザイナー
宮古島出身。システムエンジニア、イベント企画運用、ファシリテーター、司会、マーケティングと興味のあるものは挑戦して習得。東京と宮古島を月1回行き来する働き方を約2年半経験したことで、女性の能力開花や心身のバランスの保ち方に興味を抱き独自に分析し実行中。固定概念にとらわれない、「働き方」「働く母」「子育て」「人財育成」をテーマにイベント設計や講演会での登壇などを行っている。
ーまずは冬まつりお疲れさまでした。大成功してよかったです!
佐和田はるか(以下 佐和田):ありがとうございます!もう終わってからの虚無感がめっちゃ押し寄せています(笑)、本当に怒涛の日々だったので。早く次のことして刺激を受けたいです。
ーめちゃくちゃ短期間で突っ走りましたもんね。
根間玄隆(以下 根間):大変だったね本当に。でもおかげで2000人以上のお客さんが来てくれて、大成功だったと思います。次の課題も見えたし。
ーいや~、わたしも本当に行きたかったです。第2回は必ず参加で!
ではさっそくインタビューをしていこうと思います。ズバリこの冬まつり、ヒトコトで表すならどんなおまつりでしたか?
佐和田:ヒトコト!難しいなあ、、、あえてヒトコトで表現するなら「めっちゃ詰め込んだまつり」です!コンテンツ的にも時間的にも自分の能力的にも。未知の領域に挑みました。
ー根間さんはどうですか?
根間:「チャレンジ」ですね。そもそも祭り自体を誰もやったことがなくて、やったことがないものをやるのは未知への挑戦でした。宮古島に今はまだ無い冬のおまつりを作ろうってかなりハードル高かったですね。
佐和田:おまつりに向けての仕事は、2割くらいは自分の過去の経験を基にできたんですけど、残りの8割はイチから調べて手探りでやっていました。ネットで検索したり、知っていそうな人に相談したり。とにかく「分からない」と頭を抱えている時間が無かったので、とにかく行動あるのみでした。
ー何が一番苦労しました?
佐和田:うーんだいたい全部苦労したけど(笑)、一番は人が思うように動かないことですね。「こうして欲しい」と伝えても、違うものが出てきたり・・・。状況もコロコロ変わるし、まとめるのは難しかったです。
根間:あとはクオリティ。今回はイベントのプロフェッショナルの方も一緒にやってくれていて、そのプロのクオリティに追いつかせようと頑張りました。
資料ひとつマニュアルひとつ取っても「こんなんじゃ人来ませんよ」って感じで指摘してもらって。
ー時間がない中でも最大限のクオリティを求めたと。
根間:そうです。そうしないと挑戦する意味がない。「学生が関わっているから、まぁこんなもんだよね。」ではなく「え!?これって学生も関わってたの?凄いね!」と思ってもらえることを意識しました。
〈当日のJTAドーム〉
当日の雰囲気は?
ー当日はアクティビティコーナー、ステージ、飲食ブースに分かれていましたよね。アクティビティコーナーの様子はどんな感じでした?
根間:子連れのお客さんがすごく楽しんでくれていました。特に小学生以下の子供と来ている親子かな。
佐和田:PKゲームやテーブルクロス引きなどたくさんゲームがあってかなり盛り上がってましたね。
ーそれは楽しそう。
根間:ゲームコーナーを担当したのはほとんどが当日ボランティアの学生だったのですが、その学生たちがしっかり対応してくれてよかったとの声もありました。
ー嬉しいですね。学生ボランティアは何人くらいいたんですか?
根間:当日ボランティアが全部で80人くらいで、運営メンバーの学生が20人くらいでした。アクティビティコーナーではとにかく「学生がこんなにしっかりできるんだ」「うちの子もミャークラボの学生メンバーみたいになって欲しい」と感心した声が上がっていましたね。
〈空間演出はRuGuさんと前里修彦さんにご協力いただきました〉
〈アクティビティの様子〉
〈クイズゲーム〉
〈パネル落とし。ま、まえぞの…!?〉
ーFiFiCとマリンコインの普及具合はどうでした?
補足:当日はFiFiC(フィフィック)というアプリをダウンロードすると、アクティビティに参加するごとに「マリンコイン」というスマホに貯められるポイントがもらえ、それを飲食店での割引や他の体験等で使うことができました。
根間:正直想定より少なかったです。FiFiCアプリに関しては2割くらいの導入率かな。受付でのマニュアル配布とかが間に合わなかったのと、周知が足りなかったのもあって個人的にはもう少し出来たなと。次の課題ですね。
〈アクティビティで貯めたマリンコインは他の様々な体験や飲食店での割引に使うことができました。〉
〈ボディジュエリー体験の様子。〉
ステージ
ステージでは地元の団体やアーティストによるステージライブとトークショー、そしてかりゆし58のスペシャルライブがおこなわれました。
〈吹奏楽部によるステージでの演奏〉
ー個人的に行きたかった大きな理由の一つが内藤さんと伊藤さんのトークショーだったのでそのお話聞きたいです!
佐和田:トークショーに関しては、学生も刺激を受けていたんですけど、特に飲食ブースにいた大人たちが感動していましたね。
ー飲食ブースでご飯食べながらたまたま聞いてたんですね。
佐和田:そう。「こんなレベルの高い話聞けるんだ」「こういうイベントやってほしい」みたいな感じで。
〈トークショーの様子〉
ーどんな話してたんですか?
根間:「働き方とか学び方を変えていこう」というテーマで質問に答えたりしながら基本的にフリートークしてもらいました。
佐和田:観客と一緒に考えることを意識して設計しました。
根間:その場でツイッターで質問とか意見を拾い上げて、それをスクリーンに映し出すということもしました。
ーそれは面白そう!
佐和田:宮古の人シャイだから手あげないんじゃないか、という話が出て「じゃあ、試しにTwitterを使ってみよう」という流れになって、前日に導入することが決定しました(笑)
根間:結構よかったよね。
ーどんな質問が出たんですか?
根間:例えば「(色々やってて)メンタル壊れたりしないんですか」とか「辛くなった時どうやって頑張ってますか」とか。伊藤さんと内藤さんがそれに答えながら一緒に解決していく感じでした。
伊藤さんが「学生の間は無敵だから。失敗してもなんとかなるし、やりたいことあったらチャレンジしよう」ということを言っていたんですけど、伊藤さんはまさにそれを自覚して実践しているので説得力がありました。(伊藤さんは株式会社PoliPoliのCEO & CMO)
ー伊藤さんは現在20歳の学生ですもんね。
根間:そこに内藤さんが加わって(内藤さんはゼロ高という通信制高校の学院長)、「通信制高校だったら1年間の勉強は1ヶ月で終わる。高校3年間の勉強だって本気出せば3ヶ月で終えれるから、その残りの33ヶ月はやりたいことやればいいじゃん」って言ってて、面白かったね。
佐和田:現在中学2年生の城間海月さんは自分の考えたビジネスプランを英語でプレゼンしていて、それもかなり刺激になっていました。
〈城間さんのプレゼンの様子〉
〈伊藤さんの笑顔が良すぎる〉
〈学生たちも積極的です〉
ライブ
ー写真をみる限りステージライブもかなり盛り上がってますね。
佐和田:盛り上がりましたね。宮古島の吹奏楽部やフラダンスの団体、地元出身アーティストのYAASUUさんとかたくさんの団体が出演してくれました。
YAASUUさんのライブを初めて観て「宮古にこんなすごいアーティストいたんだ!」ってファンになる人も多くて。
ーほう、それは嬉しい言葉!
佐和田:今回は吹奏楽部だったりバンド、トークショーなどあえて色んなエッセンスを交えたので、それがよかったかなと思います。アクティビティをしにきた子連れのお客さんがたまたまライブを見て楽しんだり。
ーまつりならではですね。
佐和田:普段だったら接しないような人たちや世代が色んなものに触れて、体験できる場でした。地元の人って意外と地元のこと知らなかったりするので、いい刺激になったかな。
ーファイナルのかりゆし58のライブもめちゃくちゃ盛り上がったのではないでしょうか!?
佐和田:あれはサイコーだったね。個人的にずっと呼んでみたかったアーティストだったのですごく感動しました。しかも無料で見れるなんて、、、!
根間:まつり自体のコンセプトが「宮古島をアップデートせよ」で、未体験のことをやるということだったので、ライブもみんなが気軽にみられるように無料にしました。
ー確かに、宮古島で暮らしていてイベントとかライブに行くことってあまりないですね。あったとしても、気軽に行きづらいというか・・・。
佐和田:そうなんです。普段ライブを見ること自体まったくない人たちが、生でバンドのライブを聴くのはすごく新鮮だったと思います。臨場感を味わうことって、一番の刺激になる。あとかりゆし58はやっぱりすごかった(笑)
〈かりゆし58のスペシャルライブでまつりのフィナーレを飾ってくれました〉
今回インタビューに応じてくれた根間さん、佐和田さんありがとうございました。写真からまつりの臨場感がバシバシ伝わってきますね。
次回も引き続き振り返りインタビューをします。フードコートの様子やおまつり当日までの子供達の成長などについて、運営メンバーの他のお二人にお聞きしながら写真と共に振り返っていきます。
お楽しみに!
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