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ことのはいけばな 大雪 第61候『閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)』

『礼記』の月令には「天気上騰シ、地気下降、天地不通、閉塞シテ冬ヲ成ス」と記され、天の気は空に上がり、地の気は地中に閉蔵され、天と地が分かれ、通じ合わなくなって冬になるという意味です。春から秋まで行われていた天地の交流が終わり、お休み期間に入るような感じです。
花の稽古は神社の杜の剪定枝も使っての冬至飾りを作った。

  そらをみつ 山の麓の虚空蔵 ガランガランと 眼玉の揺れる

  ひっそりと 虚空蔵菩薩 息を吐き か細く深く また空満ちる

空寒く 地上の生の 鎮まりに 見えない玉の ふるえ微かに
 どこにでも いずこにもある 片歌の “another power” 花の咲くとき     
鎮魂の 泉の底に 緑萌え わたしがわたしを 超えて燃え出よ
こんなにも 小さく軽く 千切れても 影を持つもの 風に立つもの 


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