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ことのはいけはな 白露 第43候『草露白』

*生類の終わりに向かう白露かなあさがほが花ぷっとふくらむ

*秋の夜の露に宿りし月あかり苔燈籠の玉座に坐す

*白昼におおき雫の光とて乾いた立木に注がれしを
*おおいなる空よりみつる雫かな枯れ木は白く白へと返る
*白髪の翁の瞳につゆ宿るひかりのたうち虹の漆黒
*みどりなる光と闇の瞬きの永遠に思ほゆひぐらしの杜
*眠り杉夜泣きの子らの子守唄その枝下げて寝息するなり

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