元祖どないや社長、藤末雅彦の年収、学歴、実績など徹底解明します。

全国には多くのたこ焼きチェーン店が存在します。しかし、大坂の人から言わせれば、外がカリカリのたこ焼きはたこ焼きにあらずと、外はふんわりし、中がトロッとしたたこ焼きこそが本場のたこ焼きであると考えているようです。そんな中で、その本場のたこ焼きを作り出し、実際に世に送り出しているたこ焼きチェーンがあります。それが元祖どないやです。この元祖どないやを運営する株式会社アドジックスの社長が藤末雅彦さんです。若くして創業をした藤末雅彦さんのこれまでを振り返ります。

藤末雅彦さんの経歴

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株式会社アドジックスで社長を務める藤末雅彦さんは、1976年生まれで、現在45歳、青年実業家と呼べるような年齢です。
40代半ばで脱サラし、起業をする人も多い中で藤末雅彦さんが株式会社アドジックスを立ち上げたのはなんと31歳の時でした。この時から元祖どないやの運営を行っており、会社設立15年を迎えます。

実は起業してから10年間存在し続ける会社の割合は結構少なく、わずか6%ほどとされています。10年続く会社の特徴というものがあるそうで、その中の1つに「競合他社が少ないところで勝負する」というのがあります。要するにライバルがおらず、半ば独占的な商売が行えるからこそ、10年以上会社経営が成り立つという考えです。

しかし、この特徴に関して元祖どないやがすぐに当てはまるとはとても言い難いです。理由の1つに挙げられるのが、元祖どないやが勝負をしてきた場所です。元祖どないやはたこ焼きチェーン店ですから、人が多いところでしか勝負をすることができません。しかも、本場のたこ焼きを売っているだけあって、その場所も大阪のアメリカ村などたこ焼きチェーンの大激戦区を強いられる場所がほとんどです。

東京に出てもそれは同じで、強豪が少ないところで勝負する、だから成功を収めたとは言い難いのが実情です。そのようなジンクスをはねのけ、30店舗近いお店を全国展開しています。

多角的な事業で進化を続ける

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10年以上会社が存続する特徴として、本業に絞っているケースも挙げられています。一点集中で手広く事業をしないことで経営資本を本業に一本化できるというわけです。

実はこの図式も元祖どないやには当てはまりません。正確には株式会社アドジックスの話ですが、株式会社アドジックスではたこ焼きチェーン店の運営やフランチャイズ募集だけでなく、ホテルの清掃業務や飲食業務も展開しています。ホテルの清掃業務では部屋の清掃、検査業務などを行っていくようで、株式会社アドジックスの場合、就業時間が決まっているものの、早めに仕事が終われば終業時間前に帰っても賃金に変化が生じないという、とてもいい条件で働くことができるそうです。アパホテルの客室清掃業務や飲食業務も手掛けています。

このように株式会社アドジックスでは多角的な経営を行っていることが明らかです。このことからも株式会社アドジックス、藤末雅彦さんは長く会社を存続する上で見られる特徴からは離れたことを行いつつも、10年以上も会社を続けてきているわけです。

また100%子会社を通じて展開される、大阪名物かすうどんのお店なども手がけており、本場大阪の味をたこ焼きやかすうどんを通じて広げているのも藤末雅彦さんがやってきていることと言えるでしょう。

たこ焼きの「技術力」がすごい?

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会社を長く続けるうえで、技術力の裏付けが大事であるとされています。飲食における技術というのは、正しい値段でおいしいものを提供し続けることにあります。高いものを売りつける場合にしても、それ相応の技術力がなければ足を運ぼうとはしません。

高級割烹料理が長らく存続し続けるのも、値段の高さに比例した板前の技術に多くの人が惚れているからです。元祖どないやの場合、この技術にあたるのがたこ焼きのおいしさになります。藤末雅彦さんはとにかくたこ焼きに対するこだわりが凄まじく、細かなことでも妥協をしません。

ベースとなる生地は卵と小麦粉、そこにかつお節などの調味料を加えて、ソースなどをかけなくてもおいしく食べられるようにしています。タコも食べ応えを感じさせる大きさにしており、焼き加減も外はフワッ、中はトロッと実現しています。本場の人々が、「これがほんまもんのたこ焼き!」と思ってもらえるようなものを作り出していますが、これだけではありません。

なんと元祖どないやが作る、「元祖どないやオリジナルミックス粉」の製造工程で漫才や笑いを与えながら作っているというのです。「食を通じて、お客様に笑顔をお届けしたい」という気持ちで漫才などをかけており、これも藤末雅彦さんのこだわりです。

ちなみに漫才は藤末雅彦さんが大好きな「なんばグランド花月」の漫才などを聞かせているんだとか。合理的ではないと感じる人もいるでしょうが、そこまでのこだわりをもってたこ焼きを作っているんだという気概を感じさせます。

コストダウンの努力もアシスト

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株式会社アドジックスでは、少しでもコストダウンを行おうと涙ぐましい努力を行っています。実は株式会社アドジックスが展開する元祖どないやのほとんどはフランチャイズの店舗となっており、直営店は数えるほどしかありません。株式会社アドジックスではフランチャイズの支援も行い、その中には、全国の元祖どないやで用いるメニューやチラシの製作も含まれています。フランチャイズ展開をする上で大事なことは、全国で同じコンセプトを保ち、ブランドイメージを守ることです。ブランドイメージをまもることは、会社を長く存続させていく点において非常に大事な部分です。

その業務を株式会社アドジックスの本社で行うものの、フランチャイズの店舗が多くなるとそれだけ負担もかかってきます。そこで専用の印刷機械を導入することを決め、最新鋭の機械を提供するパートナーを選定し、コストパフォーマンスに似合う働きを見せることができたのです。印刷物にかける労力が激減することや印刷物そのもののクオリティが上がることはとても大きく、コストダウンにつながり、経営に集中しやすくなったことが言えるでしょう。

これからも元祖どないやの快進撃は続く

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元祖どないやの快進撃はこれからも続くでしょう。それは元祖どないやのたこ焼きを守り続けることだけでなく、ホテルの清掃業務などの仕事をきっちりとこなす、他の飲食にも力を入れるなど、色々なことを徹底して成り立つことです。10年以上会社を存続させ、次は20年、30年と目指す場合に、色々な施策を打って出る、それが株式会社アドジックスであり、藤末雅彦さんの功績と言えるでしょう。

藤末雅彦さんが31歳で始めた元祖どないやは、45歳になっても続き、さらなる発展が見込めます。

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