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映画のことをもう少し知りたかったから

今週は映画ウィーク
と言っても鑑賞する、というよりは裏側を知る、という週間になりそうだ。

こんなことを知っていいの?と思いつつ、冷静に考えると他の業界では透明になりつつことも、映画製作/制作の現場や裏側についてはあまり知られていないことも多いのかも知れない。

しかもこの本からは地域や俳優を含むあらゆる人への敬意思いやりが窺える。

こんなに教えてくださっていいの?と思う反面、真摯に現実と理想と向き合う気持ちが伝わる書籍だと思った。

昨今議論になり続けている、各賞の価値についても考えてみたい。
映画に止まるわけではない。

なぜなら、賛否あるものの、素人にはまだまだ映画鑑賞時の参考にするからだ。とはいえ、何においても「」やメディアなどの演出には気をつけるようにはしているつもりだ。

そして、この本で、撮影におけるコロナ禍のフィジカルやメンタルの動きもよくわかった。

各々の業界で各々の動きがあっただろう。

この本では在宅ワークなどで視野が狭がくなりがちであるが、多くを気づかさせてくれるきっかけにもなった。

さらに、「賞」のみならず、映画鑑賞の仕方についてもつくり手、視聴側両者において配慮された言及があった。

怖いものでもう忘れかけそうになっていたが、この映画の存在についてもふれられていた。Netflixのリンクは以下。

キネマ旬報ではこのように記録されているようだ。

わたしはこの手の映画は単館系シアターで観てみたいと思う。
自宅に大きなスクリーンを持っていないからだろうか?
いや、知らないもの同士が多く集まる中で鑑賞する良さがある。

このような名画は特に、そう感じる。たまたま見つけたサイトが以下のようなものだが、国や監督などを問わず、歴史的な映画は特にシアターの存在感が一段と増す気がする。いろいろなものを見比べることもきっと大事なんだろう。

新しいものを追い求めることも悪くないが、過去の作品を違った環境、心境で観ることもより心を豊かに保つために大切であるように思っている。

もっとノスタルジーを感じさせるような建物を利用したこじんまりした映画館があればいいとは切に願うのだが、いろいろ大変なんだろう。

シアター以外の時間はカフェやバー、図書館的な役割を担う、人が集まるようなそんな場であってもいいのだろう。それが本当の意味でのcomplexと言うべきなのかもしれない、と思うこともある。時には屋外上映ができるような場所もあるー夢のような話だがー。

この本といい、参加会といい、芸術の秋を締めくくり、冬の入り口にたつのにふさわしいものと出会えたことに感謝。

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