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こみろぐ

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常に偏っている、へんなブログです。
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記事一覧

Aくんのテクノポップ読経

高橋幸宏さんの訃報を聞いて、思い出したことがあった。 中学生だったころのことだ。 わたし…

Commy
1年前
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わたしの屋根に雪つもりつ・2022

このタイトル「わたしの屋根に雪つもりつ」は、大島弓子の作品のタイトルだ。 実際には、この…

Commy
1年前
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直に煮る

とうとう、最低気温が10℃を切る日が出てきて雨も多くなり、紅葉も始まり…わたしが住む地域も…

Commy
1年前
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トマトの味と「おしゃれ」な濁り

居酒屋などでもよくある「冷やしトマト」。 わたしも子どものころから、夏の食卓でよく出会っ…

Commy
1年前
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続・母の不思議な肉料理

わたしは、20代前半で実家を出た。 好きな人と一緒に暮らすためだったけれど、狭い団地ぐらし…

Commy
1年前
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OKRA大戦2022〜ガンボvsスムージーvs納豆〜

わが街には、慈善団体が運営する、オーガニックのコミュニティ・ファームがある。 そこでこの…

Commy
1年前
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「暮しの手帖」と「ほんとうのこと」

子どものころ、家にあった背の高いガラス戸の本棚には、ちっとも興味をそそらない、古くさく茶ばんだ難しそうな本がいっぱいあった。 背表紙を良く見ると、古事記だの万葉集だのの日本の古典と一緒に、ロシア文学が並んでいたりした。 それはどうやら、見栄っ張りな父が、自分でも読まないくせに本棚に挿していたものだったらしい。 ちょっと興味を持って開いてみても、古書店から買ってきたらしい本は文体が旧いせいもあって、どうしてもなじめなかった。 そんな本棚の一番下、廊下にはいつくばらないと見

ドリーム・タイム〜わたしとロフトと住んだ部屋〜

米国に来る前、わたしは夢を見た。 背の高い、天井を仰ぐようなロフトに住む夢を。 子どもの…

Commy
2年前
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わたしの料理ことはじめ〜子ども時代のヘンテコ料理

子ども時代、週末の朝になると「ヘンテコ料理」を作って、母を困らせていた(に違いない)とい…

Commy
2年前
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塩煮なのに何故か甘い、不思議な金柑煮

氣まぐれで訪れたオーガニック・ストアで、ようやく出会えた「オーガニックの金柑(英語ですと…

Commy
2年前
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料理には、心が映る

誕生日の翌日、お寿司を持ち帰ることにした。 開店直後のお店に行って注文を済ませ、できあが…

Commy
2年前
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シチューとスープとホワイトソース

この話もまた「母の不思議」シリーズになってしまうのだけど…。 自分でも冬になると作るメニ…

Commy
2年前
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ヤクやめますか?それとも、人間やめますか?

そいつを使ったとたん、人間はダメになる。 そしていずれ、そいつなしでは、いられなくなる。 …

Commy
2年前
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ナムルとピビムパプの小さな衝突

食習慣の違いというのは、国と国の間はもちろん、国の中にだってある。 納豆のように地域で習慣が違うこともあるし、麺類のバリエーションなんて語るのがおこがましいくらいに、たくさんある。 わたしはアメリカに来て、ご年配のかたが「結構な確率でお魚の生食を嫌う」ということを知った。 こちらが日本人だとわかると、一般的なトピックとして「アメリカで和食はどうしているのか」といった話になるのだが、隣の隣の家に住まっていたご年配の夫婦は「生の魚はどうしても食べられないから、お寿司はスモー