【27】TV電話をリアルに近づける方法
最近、TV電話を使った面談をする機会が多かったので、そこで感じたコミュニケーションについてお話ししたいと思います。
まず、私がすぐに感じたのは、自分の身体がチグハグになった感覚でした。
どういうことかと言いますと、相手を画面越しに見えるけども、視覚は物理的に目の前にあるデスクトップを見ているにもかかわらず、聴覚はリアルに近い声を感じます。
私は2つの感覚期間を同時に使うのですが、この2つの入力チャンネルに差があることに戸惑いました。
電話だけの方がまだコミュニケーションが取りやすいと感じたのです。
しかし、この違和感を乗り越えることができる方法を思い出しました。
それは、いかに相手をリアルに感じ、それを本当に感じることができるのかです。
これは実は、接客や演技、コンサートで歌を披露する場合など、何か身体表現をする際に我々が自然と使っている方法です。
接客では、お客様にお礼を申し上げる際、「ありがとうございます。」をきちんと伝えるために、より心のこもった感情を入れます。
そのためには、“本当“に相手に対して、お会いできて嬉しい気分や感謝の気持ちになることが必要なのです。
演技でもそうですね。“ふり“をするのでなく、本当に目の前にその人がいるかのように俳優さん方は演技をします。
この身体感覚をデスクトップに向かってやるのです。
では、具体的にどのようなことをすれば、目の前に相手がいると感じ、感情が湧き上がってくるのでしょうか。
●TV電話をリアルな会話に近づける方法 ステップ3
①出したい感情を決める
場を物理的に共有していないので、感情が出にくいですね。
例えば、大事な会議であったとしても自宅のスペースにいると、気持ちが自宅モードになってしまいます。
なので、どんな感情で会話をしたいかを決めましょう。
明るく良いエネルギーで会話をしたいのか、真剣なトーンで行きたいのか、癒し系で行きたいのか、目的を決めてください。
②感情を身体に貼り付ける
さて、感情を決めたら、その感情を蘇らせます。
例えば、その日は雨でテンションが上がりませんが、オンラインイベントで明るい感情を出した方がいいとします。その場合、気分が明るくなる過去の体験を引っ張り出してください。
そして、それを身体に張り付けます。
例えば、愛犬を見ると心が元気になる人は、愛犬を思い浮かべてください。
明るい気分になる感情が出てきますが、その時の身体をよく感じてください。
それを身体に貼りつけて維持してください。
③目の前に相手がいると想像する
そして最後に、相手が目の前にいることを想像します。
感情を身体を貼りつけたまま、デスクトップが相手だと思って話してください。
すると、デスクトップを見ているにもかかわらず、愛しい愛犬を見ている時と同じ感情で話せるのです。
この時、自分に嘘をついていません。
演じているのではなく、脳はリアルにその感情を感じているのです。
●いろんな場面で使ってみよう
では、この手法が使える場面はいつでしょうか。
例えば、仕事においてはどのように使えるでしょうか。
本来、仕事内容をやり取りする程度ですと、文字でも十分分かり合えるものであって欲しいものです。
ただ、TV電話の方がより円滑にコミュニケーションが取れますから、会議などで利用する企業がほとでしょう。
それでも話の内容がわかれば良いので、相手をリアルに感じる必要はないですね。
仕事の場合、情を使う場面でこの手法が使えます。
例えば、新入社員に向けてのミーティングだったり、社員との関係性を気づく必要がある場合など、何かと情を伝えるのが必要な場面では活用できます。
また、クライアント相手にTV電話を使用する際ももちろん役に立つでしょう。
仕事以外の場面でももちろん使えます。離れている友人や家族、恋人との会話で活用できます。
テレビ電話でのコミュニケーションが何かと増えた世の中ですが、ぜひ何か参考になれば幸いです🌸
いつも読んでくださりありがとうございます。
ThanK you 🙏
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