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初めての楽曲制作🔰Road to Takao

初めて楽曲制作ソフトSinger Song Writerを購入して曲を作り始めたのは、2014年4月のことでした。

今日はその記念すべき1曲目、Road to Takao(CNo1)について、作る過程も含めてお話したいと思います。

5月31日生まれなので、もうすぐ9歳です☺️完全なる初心者の作品で恥ずかしいのですが、これから楽曲制作してみようかな、という人の参考になればと思い、そのままアップします。

作曲を再開したい

私は2011年から今の職場にいますが、最初の数年を経て生活が安定してきた頃、兼ねてから考えていた音楽活動を再開したいと考えました。

何か楽器を習うことも考えましたが、身体能力は加齢で衰える一方だろうと思ったので、それより新しいものを創造する方を選びました。ネット検索して、とある音楽院のコンピュータミュージック科に通い始めたのです。

初心者にはこのソフトがいいかも、と先生から勧められたのがSinger Song Writerでした。マニュアルに従って進めて行くと、サンプルの曲ができあがりました。こういう、実際に作ってみる系のマニュアルはいいですね。1番早く使い方を習得できるような気がします。

さて、次はゼロから自分で1曲作ってみます。それまでは、ピアノを弾いて浮かんだものを何度か引き続けるうちに構想が固まっていき、それを楽譜にする、という作り方でした。しかし楽曲制作ソフトがあれば、思いついたところからメモして続きを作ることができます。ドラムやベースなどの知識はなかったので(今もありませんが)、そこはサンプル曲を参考にして真似して作ってみました。

電車に揺られて

最初のフレーズが浮かんだのは、中央特快で高尾に向かう電車の中でした。今もそうですが、なぜか電車の中では音楽が浮かびやすいのです。楽曲制作を始めた年、ある恩師の先生に誘われて高尾にある病院に月に1-2回だけ勤務することになりました。都心から登山客に混ざって郊外に向かう電車は、自分は仕事なのになんとなく楽しく、リラックスします。そんな中でこの曲は生まれました。

曲をメモしていて高尾が近づいてきた頃、ふと顔を上げると目の前の席に恩師の先生が座っていました。しかしなかなか目は合わず,気づいていないようでした。なんとなく気まずいので私も声を掛けず、高尾に着いたところでお声掛けしよう、と思っていたのですが、いつのまにか先生の姿は消えていました。

ところが改札を出たら、その先生が駅の前でタクシーを止めて待っていたのです。なんだ、気づいていたんだ!と恥ずかしくなりつつ、慌ててタクシーに乗り込んだのを覚えています。

残念ながら、その先生は1年後に病で亡くなってしまいましたが、電車に揺られて曲を作っているといつも思い出します。SoundCloudの画像に使っている写真は、形見分けでいただいた謎の石鹸です。いい石鹸らしいのですが、未だに何なのかよくわかっていません。


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