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SIM Applet関連の気になるニュース 2024年3月

こんにちは、コモン・クリエーションです。 弊社では、国内外のIoT、SIMアプレット関連のニュースを定期的に収集しています。

この記事では、2024年3月のニュースの中で、最近の事例や企業情報など、弊社が気になったニュースをまとめます。


IoT SIMを提供する「1NCE」

通信費定額のIoT SIMを提供する1NCE社の記事です。

10年間2000円というインパクトはもちろん、「1NCE OS」を通じたIoTソフトウェアサービスも提供しており、位置情報の送信やデバイス認証機能など、SIMアプレットを活用した機能群をSDKや管理コンソールとしてサービス提供しています。

サービス全体の狙いや利便性、提供される1NCE OSの内容など、非常に興味深く、参考になるサービスです。

IoTのサイバー対策、経産省が認定制度 公共調達の要件

IoTセキュリティ対策の認定制度を国が開始し、今後はIoTセキュリティ認定の取得が公共調達の要件になるようです。

SIM / SIMアプレットはIoTセキュリティのキーファクターになっていますので、弊社としてもこの認定制度を踏まえて、どのような関与・価値提供ができるか引き続き考えてまいります。

なお、IoT製品のセキュリティ適合性評価制度の検討資料はこちら

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/sangyo_cyber/wg_cybersecurity/iot_security/pdf/003_04_00.pdf

iONLINE & Workz introduce sustainable hybrid eSIM for improved business connectivity

オンラインとオフラインの切り替えや、通信エリア状況に応じたネットワークの切り替えを自動化することで、通信コストを削減できる機能を搭載したeSIMカードが提供されるというニュースです。

IIJ、独自SIMでIoT製品開発に伴走 省電力や小型化対応

インターネットイニシアティブ(IIJ)の法人向けモバイル事業が、IoT製品向けに必要なSIMの販売を通じて好調を維持しているようです。事業拡大の鍵となるのは、顧客の要望に応じたサポートと、フルMVNOへの移行による独自のSIM提供能力の向上とのこと。

eSIMを悪用したSIMスワップの最新手口を観測 巧妙な攻撃を防ぐには

SIMスワップとは、SIMカードを不正に複製して携帯電話番号を窃取し、オンラインバンキング等のサイトにアクセスする攻撃です。eSIMの交換や復元機能を悪用した事例が観測されています。

SIM交換や復元時の本人確認プロセスを悪用したケースであり、SIMやSIMアプレット自体のセキュリティリスクとは言えませんが、社会的な影響度が大きい課題でもあり、注目が必要です。


おわりに

弊社では、SIM Applet関連の技術検討や開発に取り組んでおります。
今後もSIM Applet関連の情報や、開発リソースについての発信などを実施してまいります。