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ゆるめないのではなく、自ら緊張状態を与え続けている

今日は表引き
自分が気になる一枚
言語化してみたい一枚を引く

表引き

「記憶」


私が人と比べて行動し始めたのは
いつからだろう?と懐古してみた

保育園の年長でもなく
それよりも幼い頃

いつも一番じゃないと嫌だった
一番になりたくて頑張った
目立ちたかった

どうしてそんな行動をとっていたの?
幼い自分を眺めてみる


「純真な愛情が欲しかった」

父子家庭で育っているから
お母さんがいなくてかわいそうだから
跡取りだから
優秀な子であって欲しいと願われていたから
誰かにとっての損得感情があったから

そんな違和感の中で生きていた私は
いつも心が満ち足りてはいなかった

優秀でなければ愛されない
いい子でなければ愛されない
目立たないと愛されない
誰かの一番になりたい

ことばにすることなどできなくて
違和感を捉えることもできなくて

ぽっかり空いた私の中の空洞を
本能的にそんな行動で
埋めようとしていた


それは長き月日をかけて
習慣になっていった

比べれば比べるほど辛くなり
私の内側は孤立していった


中学生までは
勉強は好きだった

わからない事はどんどん質問して
新しい知識を得る事
何度も何度もできない問題を
繰り返し行いわかった時の嬉しさ
本を読み知らない世界を知る事も面白かった

のびのびと勉強をさせてくれる先生や塾に
出会ったのも大きかった

高校生の時に進学校に進んだ

授業を一回聞けば理解できて
サクサクと参考書を解く同級生達を見て
私にはできない 無理だと
諦めてしまった

この諦めた時から
内側に抱え続けてきた孤立感が
日常へ溢れ返ってきたように思う


あの時
なんでわかるまで質問しなかったのか
何度も繰り返し繰り返し教科書や参考書を
解かなかったのか
できない自分を出せなかったのか後悔している

私は
飽きっぽいが好きな事には
とても時間や労力をかける
そうしてでも私は学びたいという
意欲があるタイプ

そんな意欲があっても
比べてしまったらおしまいなのだ
誰かと比べる事でどんどん自分は疲弊していき
内側の空洞は大きくなっていった

そんな比べる行動は
今回のお仕事でも現れた

一番に終わらせたい
一番多く作業したい
一番なんでもできるようになりたい

そんな根底にあったのは
「愛されたい」だった

そして
障害や病気を抱えながら
働いている自分を打ち消したかった
なんともない自分になりたかった
本来の自分を受け入れられなくなっていた

仕事を覚える事は楽しい
みんなとチームワークで
終わらせていくのが楽しい
わからない できない 苦手な事は
ちゃんと伝えれて
何度も質問したり相談したりして
支援員さんに助けてもらいながらやる事が
楽しかった

そんなワクワクとした気持ちが
いつのまにか偏った
いつのまにか本来の自分を見失った
そしてとても苦しくなった
身体は強ばり緊張が強くなっていった

休職しても
新しく入った子に抜かされてしまう
同時期 入社の同僚に差がついてしまう
体調が安定せず
あまり理解はしてもらえないだろう症状や特性で信頼してもらえない
理解してもらえない
せっかく覚えた仕事を忘れていってしまう

休職してても不安が強く
身体がなかなかゆるまなかった

身体がゆるまないのは当然である
そのままの自分ではダメだとプレッシャーを与え続けているのだから


今の自分の現状を常に省みること

自分の抱える障害や病気を
ない事にしてなかった事にして
それ以上 もっともっと高くという
行動をとっていないか?

細かく自分の定点観測が必要だ

自分の障害や病気をなかった事にしない

自分が障害や病気を抱えていても
いいんだという気持ち

障害や病気を悪者にしない事

そして障害や病気を抱え
得意な事 苦手な事 
さまざまな側面を持ち合わせている自分で
自分のやりたい事をする
仕事をするということは

私が私への
「純真な愛してる」である

そのままの私を私が愛する

このままの私でもできる事を
助けを借りながらも
一緒に考えて行こう

これが私の幼い頃から求め続けていた

まっすぐな愛情
純真な愛情だ

そう気がつくだけで

安心感が拡がり
身体とこころが
ゆるんでいく

こんな自分に付き合わせてごめんと
自分に思う

こんな自分に付き合ってくれてありがとうと
自分に思う

不器用な自分が好きだ




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