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皆さんのキャリアアンカーはどこですか?(第16の扉)

昨日もキャリア開発の読書会でした。

今回は、第16の扉「キャリア・アンカー8カテゴリー」でした。

なかなかピンとこないですよね。キャリアアンカーって
日本語にワタシ的に意訳すると、仕事や活動をしている上での心の芯になっているところ、拠り所になっているところ。

それが人それぞれちがう。同じ業種でも、同じ職場でも、みんな拠り所にしているものが違うという話。
もちろんどれが一番いいとか悪いとかいう話でもない。

その拠り所(キャリア・アンカー)は、8つあるとシャインさんが導きました。

・総合管理
・自立自律
・安全安定
・創意創業
・奉仕貢献
・挑戦克服
・生活様式
・特定専門

の8つ

分類1.総合管理

自分が所属している組織で管理する側、リーダーや管理職になることで力を発揮し、その責任を負うことで成長していく。そんな自分が好きな人。
 偉くなって地位を上げてお金を稼ぎたいとは別物です。

分類2.自立自律

組織や派閥などでの働き方が、苦手で、誰かに言われて動くことがしっくりこない人。
 一人で仕事を見つけてこなすのが好きなタイプ。フリーランスが向いていますが、
 組織の中にいても、自分で仕事を見つけてこなすような動きができれば、イキイキと仕事をする人です。

分類3.安全安定

一番優先なのは、安心や安全、安定なこと。自分に降りかかる火の粉は回避し、そもそも冒険自体を好みません。変化を好まないので、今のままずっと同じような仕事をしたほうがいいので、転職も少ない人も多いです。でも、安心安全だと思ったら、仕事はきちんとこなします。

分類4.創意創業

新しい発見や発明、開発などを追い求め事業の促進を好みます。逆に組織のルールやシステムには無頓着になりがちで、ひたすら新しい取り組みます。組織の中でも、そんな新しい企画がどんどんできる場所、新規開店などには、喜んで動くでしょう。

分類5.奉仕貢献

自分の出世やスキルを発揮することには、関心が薄く、周りの仲間や、社会の役に立っていることに喜びを感じている人です。外的キャリアに現れやすいのは、介護関係や医療関係など社会性の高い職業についている方も多いです。 それ以外の組織や会社でも、社会や仲間のために尽くす場面を多く保つ役割になると俄然やる気を発揮します。

分類6.挑戦克服

困難な問題ほど刺激を受けやる気になるタイプです。社内で誰が挑戦しても不可能だったと聞いたほうが燃える人。私がやってみせると全力で取り組みます。ただし、同じそれが成功したり、クリアしたりすると、途端に新しい仕事を求めて探す傾向がありますので、組織の中でも、そういうチャレンジが常にできるところでは、水を得た魚のように、働きますが、それをそのまま維持していく、守っているような立場になると、途端に転職を考えるかもしれません。

分類7.生活様式

仕事はあくまでも、生活手段であり、生活費を稼ぎ、プライベートの生活に重きを置く人です。なので、私生活が思い通りにならないような仕事は付きたくないのが本音でしょう。長期休暇や自分が希望通りの休みを取れることが優先で、そのためには、言われた仕事も淡々とこなすかもしれません。

分類8.特定専門

専門分野で活躍する人です。一つの分野に関心が高くその分野で挑戦していくことが使命だと思っています。その分野を極めることが最優先でだれにでも負けないことに生きがいを感じています。

さきにも書いたように、どれが優れているとか、どれが劣っているとかいう話ではないのです。また、同じ職場でも、同じキャリアアンカーの人ばかりでは、成り立たないのもおわかりいただけると思いますし、違った対応をしてしまうと辞めてしまったり、病んでしまったりすることにもなります。

また、第16に扉の図からすると、内側に内的キャリアが更に有り、おそらく自分でも気づかないような拠り所があるのだということです。
「心からやりたいと思う仕事」「きちんとやれる仕事」「やる意味があると心から感じる仕事」を上の8つのキャリアアンカーのどこに感じられるかということでしょうね。

また、内的キャリアからでてきたキャリアアンカーが、外側の外的キャリアである今ついている職業・業務・職位に現れてきます。
その中で居心地が良ければ、そのままでしょうし、居心地が悪ければ、転職するかもしれません。その状況を上司や仲間が把握し、より働きやすい環境へ導くことも重要です。

いちばん重要なのは、

その時に問題なのが、他の人は、私のキャリアアンカーと同じだと思わないことが重要です。自分がチャレンジすることが、好きだからみんな好きに違いないとか、自分は安全安心で変化が嫌いだから、みんなも嫌いに違いないとか。そんな風に仕事の役割を与えられるとその人にとっては、不満ばかりがたまります。

あいつは、管理職になってずるいと思っていても本人は居心地悪かったり、
あいつは、いつも安全安定でいつも何もなくて

何がそうさせるかは、生まれ持ってのものなのか、育ってきた環境なのか、わかりませんが、みんなそれぞれ居心地がいいキャリアアンカーがあるのです。

ネットでも調べて見れますので、「キャリアアンカー 診断」と検索してみてはいかがでしょうか?

自分の動きが今までどうだったのか、どんなことに喜びを感じているのか、などわかると思いますよ。

そして私は、思った通り、「創意・創業」と診断されましたw

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