フリーライターの苦悩に早くもぶつかったという話
会社員生活もあとわずか。
いろいろな縁にめぐまれて、会社に籍をおきつつ、少し早めにフリーライターとしてスタートをきることになった。
そんな、ありがたいこと、このうえない状況でありながら、このところ、早くも苦悩が頭をもたげはじめている。
なにに苦悩を感じているかというと、
“アウトプットしたものへのリアクションがない、もしくは薄い”
ということだ。
初稿をメールで送ったあと、なんの音沙汰もないまま数日が過ぎることも少なくなくて、その間、わたしは悶々とした時を過ごすことになる。これが、非常につらい。
――的外れなものをアウトプットしてしまったのだろうか。
――もしかして、もしかして、他のライターさんに書きなおしてもらっているとか…。
なーんてことをぐるぐる考えて、意を決して連絡をとってみると、「ありがとうございました!ばっちりでしたので、そのまま進めていますー♪」と、ご機嫌に言われたりして。
会社員の場合、誰からもリアクションがなくて悶々とするような事態におちいりにくい、と思う。クライアントからのリアクションがなくても、上司や同僚や営業からのリアクションがあることで、自分なりにこたえあわせができる。クライアントからリアクションがあまりにない場合は、営業にそれとなく探ってもらうこともできたり。
アウトプットしたものへのリアクションがないということが、こんなにシンドイとは夢にも思わなかった。
こんなことを書いている、まさに今も、いくつかリアクションを待っている案件がある。無沙汰は無事の便り、という諺のとおり、わたしのアウトプットは無事に先方で生き抜いているのだろうと信じて待つよりほかないのだけれど、やっぱりシンドイ。