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アニメ『薬屋のひとりごと』が面白い、と言いつつただの草花の話。
三連休で暇をもて余していたので、気になるアニメを一気観することにした。
『薬屋のひとりごと』1話~20話
内容は「面白い」の一言に尽きる。
特に植物が色々出てくるのが私的には楽しかった。ここ1~2年、近くの用水路を散歩するのが趣味になり、個人的に用水路の草木の図鑑のようなものを作っていて、芽が出て、花が咲いて、枯れてといった植物の移り変わりを記録している。初めてお目に掛かる草木には猫猫さながら大興奮である。
その延長線で、この草はこの実は食べれるのか?ということにも興味が沸き、いちいち調べているうちに植物の毒性についてもかなり詳しくなった。そして毒は使いようによっては薬にもなるということも。
20話に出てくる曼荼羅華はチョウセンアサガオのことだが、全草有毒植物だが特に種をゴマと間違えて食べたらど偉いことになるらしい。花は白くて大きくて目を引くが、実はトゲトゲしていていかにも毒がありそうな風貌である。
しかしその一方で麻酔としても使われていたようだ。毒煎じて薬となすとはよく言ったものだ。
また、部屋に飾られている花や、庭に咲く花もよく用水路で見掛ける身近な植物ばかりだ。
登場人物にはそれぞれイメージフラワーがあるようで、猫猫はカタバミ。ひっそり咲く黄色いカタバミがオープニングにも出てくる。
私は朝早い時間に散歩をすることが多いので、なかなか咲いてるカタバミに出会うことがない。しぼんで下を向いてるカタバミばかりだ。それでもハゼランに比べれば、開花時間が長いので、晴れた日の日中に出歩けば必ず咲いているカタバミに会えるのだが。
劇中では黄色いカタバミだが、用水路では紫、白、ピンクと色んな色のカタバミと出会える。
また「無知は罪」というセリフがよく出てくるが、帝の子が死んでしまう原因が、おしろいだったり、ハチミツだったり。無知は罪だということを学ばせてくれる。
何はともあれ『薬屋のひとりごと』は色んな事を再発見させてくれる面白いアニメである。
観るべし、観るべし、観るべし。
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