森永卓郎さん「とてつもない大転落」

特に好きな人ではないけれど、実感としてあることをはっきり述べてくれているなと。評論家だから当たり前ではある。

冒頭の印象的な話

日本の世界に対するGDPのシェア、日本経済が世界のどれだけの割合を占めているのかっていうのは、例えば1995年は18パーセントだったんです。それが直近では6%まで落ちた。つまり日本経済の世界でのシェアが20年余りで3分の1に転落した
これは人口減少だとか、あるいは高齢化のせいだっていう事を言う人がいて、それを多くの国民が信じているんですけども、全くのうそなんですよ。なぜかっていうとこの期間にですね、人口はわずかですけど増えています(※1)。それから労働力も実はわずかですけど増えているんですね。つまり人口も増えている、働く人も増えている。にもかかわらず日本経済が3分の1、2に大転落したっていうのが、この20~30年の歴史っていう事

小泉政権時代の悪しきジャパンハンドリングネオコンにやれれた話なども。森永さんの怨み節が利いてる。

――失われた20年と言われ、長引くデフレという状況などもありますが、平成という時代を見た時に、この時代は幸せな時代だったと思いますか?

という問いに対して、

これは国民にあまり痛みを感じさせずに大きな収奪をしたという意味では、富裕層はとてつもなく幸せになったんですね。じゃあ、庶民がすごく不幸になったかというと、私はそれを感じさせないうまいやり方をやったのかなっていう気はしますね。

って答えてるけど、いやおぼっちゃん、めっちゃ痛かった、収奪された側、痛い思いしたんです、と言っておきたい。わたしはたまたますごい不幸まではならなかったけど、母親はうつ病になり2年間外出できなかった。平成のバブル崩壊後のこと。二代目の父の事業が大きく傾いたのが原因だった。

ただ、そうね、富裕層に対するデモは日本では起きないから。ただただ我慢して朽ちていく多数のルーザーに甘んじる国民性なのかメディアの態度なのか。

震災は別立てだとしても、バブル崩壊からリーマンショック、昭和の成長が性急だった? いや平成での日本経済の転落が激しいだけでしょ。

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