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ワイルド・ソウル 上下巻

垣根涼介著
本当に、凄い吸引力でとにかく止められなかった作品です。仕事をしていても、ちょっとした空き時間に読みたい、前を向いて歩かないといけないけど読みたい、疲れているけど読みたい。
上下巻が出てから、この作品に出会えたことに感謝です。中毒性を感じた作品です。
大藪春彦賞・吉川英治文学新人賞・日本推理作家協会賞受賞作品。

ーあらすじ(上)ー
その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。

ーあらすじ(下)ー
俺たちの呪われた運命に、ケリをつけてやる――。日本政府に対するケイたちの痛快な復讐劇が始まった! 外務省襲撃を目撃した記者、貴子は、報道者としてのモラルと、彼らの計画への共感との板ばさみに苦悩。一方ケイと松尾は、移民政策の当時の責任者を人質にし、政府にある要求をつきつける。痛恨の歴史を、スピード感と熱気溢れる極上のドラマに昇華させた、史上初三冠受賞の名作。


ー個人的感想ー
溺愛度  5
エンターテイメント度 5
息子娘に読ませたい度 そろそろいい
本を手放せなかった度 5

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