楽園のカンヴァス
原田マハ著
海外に住んでいた頃を思い出し、映像が目に見えるような作品でした。
細かい描写のない部分が、逆に想像力を引き立てます。
読んだあとも、重厚で埃っぽい美術館のような、なんとも言えない感覚がほんわかと心に残る素敵な作品です。
ー裏表紙よりー
ニューヨーク近代美術館のキュレーターティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。 持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。 リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織。ルソーとピカソ、 二人の天才がカンヴァスに詰めた想いとは…。山本周五郎賞受賞作。
ー個人的感想ー
作中の時間の流れ ゆったり
眼福度 5
スピード感 3
記憶の鮮明度 4
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