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考えすぎと俯瞰のリズム

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へんなものを見つけて考えて遠くから眺める 整合性と破壊、偏愛と狂気/冷静な神経質
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#都会

都会の呼吸

最近更新できていなかったけれど、こんな風にぽつぽつとあげるだけえらい、と自分を励まして書いています。 ―――――――――――――――――――― 今年の花粉症はなんだかおとなしい。 確かに目はかゆくて鼻水は出るけれど、昨年までのこの時期と比べると、びっくりするくらい鼻も目も穏やかだ。毎年春以外も鼻をかみながら過ごしているくらいのひどい花粉症持ちなので、今年は肩透かしを食らったような気分だ。 どうした花粉。いないといないでさみしいとかは全くないけど気にはなるぞ。 スギ、

顔も名前もない言葉

満員電車に毎日揺られるようになってもうすぐ一年、混み合った電車に乗ることが日常になりつつある。一時は押しつぶされそうになっていた東京の無機質な空気に少しは溶け込むことができたようにも思えて、少しだけ胸を張っている。 満員電車は疲れる。人が目の前にいる。後から乗り込んだ人が押してくる。押された人が押した人を睨み、聞こえるように舌打ちをする。 そんな満員電車を多くの人が待つ待つ朝のホームに昨日は怒号が響いた。通勤時間の混雑したホーム上で、何人もの人が振り返る。だが、仕事に急ぐ